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理論武装するデブ。

ジムに通い始めて3週間…体重に殆ど変化が見られなかったデブは落ち込んでいた。
長男だから耐えられたが、次男だったらあの段階でジムに通うことを止めていただろう…でも長男だから踏みとどまったのだ

少なくとも0だった運動時間が多少なり増えたのだから、それなりに効果があってもいいじゃないの?
「正直ちょっと運動を始めたら4~5キロなんてスルッと落ちるんだよ、なんせ元が元だからね」
とタカを括ってたデブ。
現実とは残酷なものなのだと知ることになったのであります。

となればどうしたら痩せるのか、どうすれば体重が減るのかという情報を集める事が必要だ。
幸いにも世の中にはダイエットの関連情報が溢れている。

そもそも星の数ほどあるダイエット方法と情報が1つに確立されることも無ければなくなることもない。
友人の結婚式に呼ばれる度に何処かの民族の新しい風習が組み込まれてるが如く、次々と新しいダイエット方法が提唱されてはまた消えていく。
これはつまり「ダイエットとは基本成功しないものなのではないか」という仮説に基づいて、以下の条件でダイエット情報を厳選する事にした。

◯飲むだけ・食べるだけで痩せる、というダイエット方法は全て除外する
◯食事制限などは実生活上無理なので除外する
◯せっかくジムに通っているのだから、ジムを活用しているダイエット方法を模索する

という3点である。
「飲むだけ・食べるだけダイエット」は言わずもがな、そんなものが存在してればこの世にデブは存在してるはずがない。
体質的にそれが良くて運良く痩せる人もいるだろうが万人には通用しないと思うのだ。甘言に騙されてはいけない。今まで楽を選んでこそのデブだったのだから。
「食事制限」はまぁ多少必要だと思うが、仕事上飲み会の機会は多いし、アレコレ我慢するのは性分に合わない。
制限がキツすぎると必ずリバウンドして来た今までの経験上、過度な制限は無理とした。
最後の「ジムを活用する」というのは、私が通ってるジムは入会こそネットで3行程くらいの簡単入会なのに、退会するのはスタッフ滞在時に名乗り出て対面で手続きする必要があり「こいつ、痩せもしてねーのにもう辞めんのかよ」と思われたら立ち直れないくらい落ち込みそうだからもうちょっと続けたい、という自意識がそうさせてるだけなのです。

アレコレ調べて分かった事として、

◯ぶっちゃけ有酸素運動はダイエットに効果薄
◯基礎代謝を上げる方法を模索するべき
◯一日の総摂取カロリーが基礎代謝+運動代謝を下回れば痩せ上回れば太る

ということが科学的に証明されていそうな事だった。
まず有酸素運動の効果が薄い、というのはエアロバイクを漕いで1時間程度走ると消費カロリーは大体300キロカロリー弱。
これはご飯茶碗1杯分程度の消費カロリーである。
確かに効果が薄い気がする。
正直1時間エアロバイクを漕がなければいけないのならご飯を1杯我慢した方が楽である。

つまり運動エネルギーで消費するよりも、1日1500~2000キロカロリー寝てても消費する基礎代謝を上げたほうが良いのはなんとなく分かる。
そして基礎代謝を手っ取り早く上げるには筋トレが必須、との結論に至った。
ジムには私が「筋肉の森」小馬鹿にしている「むやみやたらに筋肉を身に着け異常に布の面積の小さな衣服(タンクトップ)でウロツク連中」の派閥がデカい顔をして跋扈しているので、私のような減量チームは肩身が狭い。故に筋トレエリアにはあまり近づいていなかったのである。

私はムキムキになりたいわけでは無いのだがまぁ基礎代謝をあげるならやむを得ない、最低限の筋トレくらいは始めることにした。
基礎代謝を上げるためだけにとりわけ体積の大きな筋肉(基礎代謝効果が大きな部位)、背中、胸にしぼって行う事とする。

余談ではあるがデブはすぐ腹筋を割りたがり、腹筋こそ筋トレの王道、腹筋こそ筋肉の中の筋肉と思っている人も多かろう、かく言う私もそうででした。
「基本人間は腹筋が割れているもので、割れてないのはただ脂肪が付いているだけ、脂肪がなくなれば腹筋は自然と割れる」という言葉を聞いて妙に納得してしまった。
余談終わり。

というワケで(どういうわけだ)これからのジムでの運動内容は、
◯有酸素運動は絞りたいデブなので続けるがエアロバイクは消費カロリーが物足り無いので普通にジョギング程度走ることとする
◯ジョギング後、胸と背中の筋トレをする、余裕があればちょっと腹筋もする。

という内容で、もう1ヶ月やってみようと思ったのである。

続く。

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