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短歌

53
書き始めたばかりの短歌まとめてます。
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短歌60「三つ編み燃える」

2023年に某賞に出した短歌です。50首。たくさん。。 さらっと読んでいただけたら幸いです。下…

酒部朔
2か月前
23

短歌59「ひまわり」

睡蓮の霧の中には誰ひとり帰ってこない無言がある 花時計四季をも計る花の色 冬は吹雪で春は…

酒部朔
2年前
16

短歌58「さよなら」

マニキュアの剥げたとこを隠してたさよならの言葉アクリルの向こう 家中の音が止まるの怖くっ…

酒部朔
2年前
11

短歌57「わたしたち女」

2人のペディキュア並ぶ青い刻乱暴ないから終わりがない 手を繋ぎ柔らかいと思った花の匂いに…

酒部朔
2年前
12

短歌56「童話」

長い髪だった頃は童話だった髪の匂いで夢を見ていた 夢見る大きなくじら目が覚めた新芽の生え…

酒部朔
2年前
9

短歌55「くちばし」

寝起きのビックマックはフランス語なんて言うのポンヌフにて 言葉では伝わらぬ色触れるだけ伝…

酒部朔
2年前
12

短歌54「テレパシー」

心臓より少し早いウィンカー君の口からちいさめの歌 山道で手を繋いでたふたりきり長い影が僕ら許した チーズが溶けて溢れたバーガー君笑うからいいかと思う 窓あけてあなたの下宿中庭に降る雪、あられ 手のひら積もる 諦めて雨に降られてテレパシー届かないし令和の夜って 高井戸駅高架下で初めてのソラマメ食べた遠い味した 君に種あげるから大事にしてねスカートいっぱいの花見せて とても静か世界は終わり鍵かけて電話をかけるあてのない凧

短歌53「ゆるした」

許されたこと犬にだけはあるみたい幣のような尻尾のリズム 死にたいのは誰も彼もじゃないけれ…

酒部朔
2年前
11

短歌52「あ、」

愛が降るこの丘登る子供らが忘れたものを届けゆく旅 敦盛を舞っておさらば信長の飼っていた鬼…

酒部朔
2年前
10

短歌51「目」

まだ暑くない土地に住むあなたの目しっかり夏とらえている 後の世に伝説になる綺羅星にありえ…

酒部朔
2年前
11

短歌50「雨でした」

雨洗う道路の熱 白い泡 君だけのものひとつはあるの 雷雨があなたを襲う 意志がある 本屋…

酒部朔
2年前
9

短歌49「炭酸水」

透明の万年筆をよく使う沈み込むこころ呼ばれないよ 27°気が早いかと白Tシャツいつの間にや…

酒部朔
2年前
10

短歌48「睫毛ふせて」

相変わらずのロボですねその優しさ壊れた肩もわからないんだ 夏の雪ありえないものそれ見える…

酒部朔
2年前
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短歌47「球根と雨」

死にてえな カップラーメン開かなくてカリカリしてる血の方が沸く 球根を思う小さな塊を 散った花の色取り込んで 飛ぶ夢なら見たことがないカタパルトになれるのならばあなた飛ばす 結局どこにいたって落ち着けないどこにだって母は来るから 暗闇に伸びる脚たちロープ探り感触だけを確かめるよに 人の目はつきまとうものどうしても 誰も見てないなんて嘘だわ 人の波空気求めて喘ぐよな振り払いたい水含む服 雨が降る雨が降らない花占い池に流れて長い午睡を 混んでる温水プール雨降りで睡