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千葉ロッテマリーンズのファンとの取り組み(日経新聞)【スポーツ】

日経のシリーズより、プロ野球動かしたテック族。


こちらのシリーズはとてとの読み応えがあり、プロ野球再編騒動で、一般には知られていない部分を経済新聞の視点からまとめていて、本になるのかな?だったら買いたい内容。

なかでも、自分ごととして知っている千葉ロッテの事例は驚いた。

新聞内にある通り、川崎球場自体のロッテの観客席は惨憺たるもので、珍プレー好プレー特番でも、必ずと言って良いほどガラガラの方で取り上げられる球団でした。

私は千葉県民なので、分かるのですが、川崎も千葉も東京湾を跨いだ京浜と京葉の工業地域の一部で、まぁ、ぶっちゃけそういう感じです。

なのんで、移転して来ても何かが大きく変わることはありませんでした。

幼少の頃、恐らくドームだったので、巨人か日ハムどちらかですが、観戦に行くとワイワイ盛り上がっているというだけで、外野に行きたがって困らせたらしいのですが、千葉マリンスタジアムでは、子供ながらに治安が悪そうな外野を見ることも嫌がっていたほとでした、笑

それが、2003年以降のどこかで、どうも面白いらしいということが兄弟の中で話題になり、歳の離れた兄に連れられていくと、何と、サッカーのJリーグのように、観客皆がタオルマフラーを回し、チーム名をほぼ全員でコールし、時にはリズム良く飛び跳ねる、そんな活気あふれるスタジアムに変わっていました。

さらに、ファンクラブもいけていて、ANAのマイレージクラブと連動した、お洒落なカードがあり、名称もTEAM26ということで、ファンをきちんと利害関係者と認めた呼称であり、当時加入していたジェフ千葉のファンクラブは、あっという間に追い抜かれてしまっていました。

再建の柱としたのが、球場の自主運営と顧客情報管理(CRM)システムの構築だった。
球場と飛行機、どちらもどの席に座っても開始時間と終了時間は同じ。席によってサービスが異なる。試合開始(搭乗開始)までの時間を過ごす設備も運営のカギとなる。
「以前から思っていたことですが、全日空のCRMって、そのまま野球に転用できるんじゃないですか」。ドイツテレコム時代、全日本空輸を使って世界中を飛び回っていた荒木が自らの経験をもとに提案した。

この発想には驚いた、システムエンジニアとして実力、経験があったのはもちろん、ある事象を見て、捉えて、それを一般化、もしくは機能なら特徴を抽象化して、それを応用しようと考えて、実際にアイディエーションまでしてしまい、提案して、具現化する、まるでメモの魔力のような、内容に感服した。


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