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『Beep21』-セガハード列伝- #1回 独占スクープ!! 幻のセガハード「プルート」を追え!

かつてのセガは、多数の家庭用ゲーム機を
世に出していく過程で、数多くの周辺機器や
周辺ハードを産み出していた...。

歴代ハードの中でも、一際世界で売れたメガドライブ(ジェネシス)には、時代とともに様々なハードが後付けで装着されていき、最終的な姿は「メガドラタワー」と呼ばれるほどにまでなった...ということは、セガファンの多くが知るところだ。

そんな世の中に産み出された
ハードの裏には、数多くの
「幻のハード」も存在している。

特にセガサターンを中心とした
太陽系惑星シリーズのコードネーム
がついたハードには、世に出ることなく
「幻」となったまま、というものが多い。

『Beep21』では「セガハード列伝」で
当時の当事者が語るシリーズを連載を
始めているが、創刊号「序章 #0回」では
メガドライブやゲームギアなどの
コードネームの由来や、マスターシステムの
黒い秘密などを当時の関係者の
コメントとともに明らかにした。

※まだの方は、こちらをご購読いただくと創刊1号すべての記事もあわせて読むことができます。

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今回、我々取材班は「幻」と呼ばれる
セガハードの真相を追求していく中で、
当時のハード設計関係者から
「あるハード」についての
情報を入手することができた。

その幻のハードの名は
コードネーム「プルート」
呼ばれるハードであった。

世界に2台しかないと言われた
「プルート」は、長年
「幻のハード」として
その実像が噂話も含めて一人歩き
していた存在でもあったが、

今回この幻のハード「プルート」を
その当時に設計した人物がいる、という情報を
キャッチ。同時に我々取材班は、そのプルートに
数々の写真も存在する──という情報も得ていた。

ある情報筋からその話を聞いてから、
実に5カ月ほど経った5月某日。

我々はついにその人物とのコンタクトに
成功し、驚くべき事実の数々を
その人物から聞くことができた。

セガサターンから始まった
「惑星シリーズ」のハードの数々

そして幻のハード「プルート」とは
いったいどんなものだったのか?

実に四半世紀以上経った現代になって
初めて明かされる真実の数々!

セガマニアならずとも
見逃せない「世紀の大スクープ」
ぜひご覧いただきたい!

※本編で公開している情報はあくまで『Beep21』が独自入手した情報となります。掲載している情報と写真については、無断転載は禁止となります。ぜひ個人的にのみ、お楽しみください。


①「惑星シリーズ」と呼ばれているハード

1994年11月22日に発売された
セガの家庭用ゲーム機
「セガサターン」。

その独特な名前は
コードネームがそのまま
製品の名前になったものである──
ということは、多くのセガファンの
知るところだ。

『BEEP!メガドライブ』1993年11月号に掲載されたセガの次期・新ハード「サターン」の第一報。3D CG時代がアーケードで幕を明ける中、その勢いは家庭用ゲーム機にも伝播し、この1年後にセガサターンとプレイステーションは「次世代機戦争」の主役として、ゲーム業界を牽引していくことになる。

セガの「家庭用ゲーム機」として
6番目にあたるハードであった
セガサターンは

太陽系6番目の惑星である土星の
英語名「サターン(SATURN)」から
そのコードネームが付けられ、

次世代ゲーム機戦争の報道が連日
加熱する中、「サターン」の名は、
そのまま製品名にも採用。

1994年6月のおもちゃショーで
正式名称は「セガサターン」となり
ロゴもここで公開されている。

1994年6月2日のおもちゃショーで公開されたセガサターンのロゴとモックアップ(『BEEP!メガドライブ』1994年7月号より)。この時のモックアップはシャンパンゴールドで塗装された1点モノであったが、実際の製品版は下の写真のようにコストダウンされたカラーとなった。
© SEGA  1994年11月22日に44,800円で発売されたセガサターン。この時点の原価率は、実はかなりカツカツであった...という。

「(太陽系の)惑星の名」を冠したセガサターンが
登場して以降、実はその周辺には、様々な
「太陽系惑星」のコードネームが付けられた
プロジェクトがセガ社内で動いていくことになる。

今回の「セガハード列伝」では、
その多くの惑星シリーズの姿にも
迫りつつ、太陽系9番目の惑星(当時)
「プルート(冥王星)」の名を冠した
幻のハードの姿に、当時の関係者の
証言と数々の写真とともに迫っていく
ことにする。

②世の中に流布されている「プルート」の姿

「プルート」と呼ばれるハードに関しては、
現在までに以下のような情報が存在している。

【参考】2013年4月にアメリカのネットオークションに出品されたプルート(試作機)

セガサターンにネット機能が搭載されたバージョンである
世界に2台しかない(と言われていた)
・2013年4月にネットオークションに出品され150万円以上で落札された
(※フリーマーケットで1ドルで入手したものが1万5,500ドルに)

【その当時公開された動画】

※ここで登場するプルートの試作機は、本体の蓋が閉まらないものの、製品のように黒く塗装され、実際の画面も起動しているのが見てとれる。

だが一方で、このプルートについては
セガ60周年を記念して配信された
「セガゼミ」の中で

・「プルート」という名前の資料はセガの社内には残っていない
・ネット時代がすぐそこまで来ていたので、
 ドリームキャストへの過程の中で考えられていたハードだと思われる
・試作機自体がセガには残っていない

として
「プルート」に関しては
その存在を否定も肯定もできない
と結論付けられていた。

※14:20~あたりでプルートについて言及されている。

つまり現在までの情報をまとめると

・「プルート」は世界に2台しかない幻のハード
・ネット機能が付いたセガサターン
・公式な記録が残っていない

ということになるのだが、今回我々取材班は

・プルートの試作機の写真を独自に入手し
・当時の設計担当者に接触することで

今までに知られていない
数々の新事実を新たに判明!
することができた。

おそらく世界初公開となる
貴重な情報の数々を続けて
お届けしていこう。

➂世界初公開!「プルート」試作4号機!

幻のハードの写真があるらしい──。

そんな情報が入ってきたのは、
『Beep21』創刊号を出した
直後の2021年12月末頃であった。

最初は「サターンのVR機器があるそうだ...」
といった情報が入ってきていたのだが

その後、紆余曲折を経てその情報は訂正され
なんとその話はサターンのVR周辺機器ではなく
幻のハード「プルート」の写真がある!

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