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『Beep21』2024年間購読者特別付録ペーパークラフトでセガをつくろうシリーズ①セガ 羽田1号館


ついに始まる! 手に取って楽しめるペーパークラフト企画シリーズ!!

デジタルWebマガジンとしてお届けしている『Beep21』は日頃の感謝を込めて、手に取って手元に残していける特典企画を今年からスタート。デジタル会員証に加え、物理的な会員証もその一環としてお届けしていますが、

皆様、お待たせしました!
2024年分を年間購読してくれた読者の方へお届けする、特別付録のペーパークラフトシリーズがいよいよ開始!  その第1弾となるのが、この「セガ 羽田 1号館※」です。※ビルの正式名称はこれ(セガ 羽田1号館)だと今回の企画で確認できました。

「セガ 羽田1号館」ペーパークラフト完成見本

今でこそセガ(セガサミーグループ)は大崎駅近くの住友不動産大崎ガーデンタワーに入っていますが、かつてセガといえば大鳥居駅のすぐ近くに自社ビルを構えていました。1994年に完成したセガ 羽田1号館は、総ガラス張りで作られた近代的な建物で、当時のセガの勢いを体現したような、とても格好いいビルでした。

こちらが当時のセガ 羽田1号館

その後、セガは2018年8月に大崎へ移転し、2019年2月にこの羽田1号館と2号館の売却を発表。現在その跡地はメルキュール東京羽田エアポートとなっています。

当時のセガゲームハードの専門誌時代、数えきれないほど取材で訪れた思い出深いセガ 羽田1号館を、何らかの形で思い出として残しておくことはできないか……という気持ちから、『Beep21』では「セガ歴史写真館」という記事も掲載しましたが、これだけではまだまだ足りない!

ということで、今回セガ協力の元、生まれたのがこのペーパークラフトです。『Beep21』編集部としても「みんなに手軽に短時間で作ってもらいたい!」と思い、途中でくじけない(?)ためにも、コンパクトにA4サイズ・2ページに収まる形にしました。

この付録は2024年間購読の予告記事でも触れたとおり、ペーパークラフト作家・光武利将氏にデザインしてもらったもの。じつは担当編集が過去に別の企画でお世話になり、そのときは実物大のXbox 360 ペーパークラフトを作っていただいていました。今回、セガ 羽田1号館のペーパークラフト化の話が出たときに、Xbox 360 ペーパークラフトを作ってくれた光武氏のことを思い出し、すぐコンタクトをとって今回の企画実現に至りました。

基本的な作り方は本編のPDFに書かれているとおり。組み立て図以外にも、制作過程を動画でまとめたものも準備しましたので、そちらもあわせてチェックしてください。制作時間はだいたい60分くらい何枚もプリントアウトして好きなだけ量産もできます! みんなの机にこのセガ 羽田1号館を飾ってほしいと思います!

※クリックするとペーパクラフトを作る動画を見ることができます。

ペーパークラフトクリエイターからのメイキングノート

今回のペーパークラフト制作者の光武利将氏から制作の裏話と作り方のコツについてメッセージをいただきました。

この「セガ 羽田1号館 ペーパークラフト」の設計時における苦労は、図面がなかったことです。数少ない写真と過去のGoogleストリートビューで形状やディティールを確認して、道路や車、一般的な建築の階高や建材などの大きさからある程度の寸法を割り出しました。

美しく組み立てるには精度が重要です。コツは3つあります。

1.部品は正確に切り取る
2.折線は先の尖ったものでなぞり折筋を入れしっかりと折り曲げる
3.のりしろは薄く均一に接着剤をつけしっかりと押さえて接着する

そして何よりあせらずじっくりすぐ取り組むことです。すぐ組み立てずに、どの"のりしろ"から接着したら良いかなど考えてみると、組み立ての見通しが立って間違いがなくなります。

とはいえ、多少の間違いや歪みなど気にせずに一気に完成品に到達して満足するのも楽しみのひとつでしょうか。失敗したとしても、また印刷して気楽に再挑戦できるのがペーパークラフトの魅力ですから!

もちろん改造が容易なのも紙ならでは。お気に入りのセガ 羽田1号館に仕上げてくださいね。(光武利将)

さあ、みんなも作りたくなってきたでしょう!? 大鳥居にあったころのセガを体現した羽田1号館を、ぜひこのペーパークラフトでご堪能たんのうください。

みなさん独自のカスタマイズなども期待しています。出来上がったペーパークラフトはぜひX(旧Twitter)でお知らせください!

「セガ 羽田1号館」ペーパークラフトの作り方

では早速、作ってみましょう! 以下にペーパークラフトの印刷時や組み立てるときの基本的な注意事項をまとめましたので、よく読んで作業を進めていってください。なお、作り方についてはペーパークラフトの紙(PDF)のほうにも書かれているので、そちらを読んでもらっても大丈夫です。

「セガ 羽田1号館」ペーパークラフト完成見本

●印刷について
ハガキ程度の厚さ(0.2mm 前後) の紙に印刷します。
家庭用プリンターで使用できるペーパークラフト用、POP 用の厚紙が各社から発売されています。
コンビニなどのマルチコピー機をご利用の場合は、光沢紙の厚みが適切です。普通紙に印刷しても構いませんが、厚紙に貼付けたり、適所補強をするなど個々で工夫対応して楽しんでください。

●用意するもの
印刷用紙・はさみ・カッターナイフ・定規・接着剤(木工用や合成ゴム系接着剤)・先のとがったもの(キリや鉄筆)・円柱棒(編み棒や鉛筆)・ピンセット・つまようじ・工作用マット など

●作り方
1.パーツは、はさみやカッターナイフを使って、ていねいに切りはなします。
2.折り線は、先のとがったもので軽くなぞり折りスジをつけます。
一度完全に折り曲げしっかりと折り目をつけましょう。
3.まるみをつけたいところは、円柱状のものに巻きつけたり、しごいてまるみをつけます。
4.接着する前に、組み立て図や完成写真をよく見て、どんな形になるのか仮組みをしてみます。
5.接着剤はいらない紙などに少量を出して、つまようじを使ってうすくぬります。
のりしろはしっかり押さえ固定します。細かい部分はピンセットを使って押さえましょう。

【予告!】次回のペーパークラフト企画はシャンパンゴールドセガサターンが登場します!

2024年はセガサターン30周年の年ですので、その記念企画として次回はシャンパンゴールドのセガサターンをペーパークラフト化します!

今から約30年前の1994年6月に東京おもちゃショーで初めて一般公開されたときのセガサターンはシャンパンゴールドに輝く塗装がされたバージョンでしたが、製品化の過程で成形色に変更された…という経緯については戸崎健司氏の「真・セガハード列伝の中で当時の真相が明かされています。今見ても魅力的な、この輝くボディのセガサターンが「欲しかった」という人も多いはず。『Beep21』ではこうした「幻のハード」シリーズも今後ペーパークラフト付録として展開していきます。ペーパークラフトの制作は今回同様、光武利将氏が担当。その仕上がりに期待も高まります。企画制作途中の経過はまたX(旧Twitter)で報告していきますので、どうぞお楽しみに!

そして今回のペーパークラフトのダウンロードはこちらからどうぞ!

今回のペーパークラフト企画は『Beep21』2024年間購読の方の特別付録となります。こちらからぜひご覧ください!
◆『Beep21』2024年間購読版はこちら!

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