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日がな一日、行間を生きている

2021.7.29(木曜日)  read between the lines.

怠い兆し。

低気圧が近づいてきているのだろうか、とても体が怠い。そう書いてみるととても繊細な体の持ち主のようだが、単に年をとっただけなのだと思う。外を見るとよく晴れていて低気圧の「て」の字も見当たらない。

昨夜も長い夢を見ていたようだが、断片的にしか覚えていない。覚えている箇所は『電気毛布の電源が入らないので原因を調べてみたらスイッチの部品が壊れていたことが判明した』という話。毒にも薬にもならない平凡なものだった。でも、真夏に電気毛布の夢を見るなんて...と考えてみるが、考え出すと深入りしそうなのでやめておいた。それに他人の見た夢の話ほどつまらないものはないから。

物騒な世の中になってきたせいもあるのか、そうでないのかわからないが、食べ物への執着が増してきた。主食はなかなか口に入れる気にならないが、ちょっとした甘いパンや、お菓子などはなぜか入るから不思議だ。ちょっと大袈裟かもしれないが、これから先どうなっていくのだろうという戦々恐々とした感じが(経験はないが)戦争時代と同じように思えて、美味しいものや食べたいものを今のうちに食べとけ!みたいな気持ちではないかと思う。もっと違う方向で気持ちを落ち着かせたいが、私は凡庸な人間なので食べ物くらいしか落ち着き方を知らないのであろう。

昨日と違う和菓子屋に行ったけど好きなタイプの水羊羹はまたもやなし。今日はみつ豆を買った。そして食べた。ほどよい甘味が美味しかった。

午前中に掃除、洗濯、買い物(その他主婦の仕事もろもろ)など、すべてやったので午後からとても暇になった。暇のピークは2時40分頃。猫が寝ているのを見て私も昼寝しようとソファに寝転んだが、今日に限って眠れなくてどうしようかと悩む。本を読み始めたらちょうど読んでる箇所に「お風呂に行ってくるわ」という文字があって、私もお風呂に入ることにした。以前住んでいた家は一戸建てだったのでお風呂に窓があって、昼間に窓を開けて入ると青空なんかが見えたりして気持ち良かったのだけど、今の家はマンションだから窓がない。夜に入っても昼に入っても照明の光しかない。でも出た時の感じはかなり違う。アッパッパ(何の縛りもないストンとしたコットンのワンピース)を着てリビングに戻ると明るくて空にはまだ太陽がある。風呂上がりの太陽...それもまた気持ちいいものである。これから晩御飯の支度があるのでビールが飲めないのは残念だが、ソーダ水を一気飲みしてふぅ〜と息を吐くと気持ちよさが倍増した。

寝れた髪があっという間に乾いてしまう。

いつの間にか朝の怠さは消えていた。

入道雲も出ている。

フルサマーだ。





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