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彼岸花 燃ゆる赤葉に 夏の夢

うすのろ日記 2024.10.1 (火)


びっくりするほどの暑さ。
10月に入ったら…
『涼しくて思わず靴下を履く、カーディガンを羽織る。ベランダに出て枯れ草の掃除をして、ふと冬物のパジャマでも買いに行こうかと考える』
などという日記を書きたいものだと思っていた。
そんなものなにもないことを思い知らさせれる。
部屋中のカレンダーを10月分に入れ替えながら、「あんたたち、どうしちゃったのさ〜」と言葉をかけるように独りごとを言う。
天気予報のお知らせメールからは、「引き続き熱中症にご注意ください」と書いてある。
PayPay熱中症保険の期日を9月までにしたことを悔やんでいる。
10月までにしておけばよかった。

朝、ふと思い立ってstand.fmの収録をした。
2023年12月12日に、このnoteに『言葉を干す』というエッセイを書いた。その文章を思い出して再度読んでいたら、なんとなくそれをstand.fmで話したくなったからだ。
それに付随して、これからの私の生活や仕事や諸々のことの決意表明というと大袈裟だが、こうやっていこうという心構えみたいなことを話した。
先日、小泉今日子さんがテレビのインタビューの、これからの仕事の仕方みたいなことの中で『大事なことをひっそり小さく丁寧にやりたい』というふうなことを話してらして、私はそれを聴いて「はっ!」と思って、そうだ私もそういうことがやりたかったのだと再確認したということだ。
まぁ私と小泉さんとでは比べるのにも程があるほど格が違いすぎているのだけど、小泉さんの言葉を勝手にではあるが借りてこれからはやっていこうと思う。
私は目立たなくていいから、やりたいことをちゃんとできたらそれでいいと思っていたことには変わりはないのだが、最近、どこか浮き足だった気持ちが出ていたので、小泉さんの言葉で目が覚めた感じだ。

午後、クリーニング屋に行く。
途中に花をいっぱい植えてらっしゃる一軒家があって、塀の外から庭を見せてもらっていたら、小さなピンク色の花がたくさん咲いていて可愛いなと思っていたら、「可愛いでしょ〜」と言いながら近づいてきたご婦人がいて、この家の方だった。
「この花ランタナっていうのよ」と教えてくれた。
ランタナ...ランタナ...ディズニー映画の出てくる役名みたいだなと思った。
しばらく見させてもらった。
彼岸花も咲いていた。彼岸花は好きな花だ。
でも暑い日差しの中でそれを見るのは、ちょっと気味が悪い。



今夜は湯豆腐にしよう。
豆腐料理はなんでも好きだが、特に湯豆腐はいくらでも食べられる。
食べ物だけは10月仕様。
日本酒も買ってこよう。
楽しみ。

10月、さてあなたは何をする?



読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。