見出し画像

緑は doing ではなく being

2021.8.24(火曜日) green...green...green.

緑のおばさんになる。

先日ネットで買った洋服が届いた。2店舗で買ったものが一度に来た。全部で6着。みんなセール品なのでそれほどバカ高くはないが、実店舗に行くと店員のハイテンションな言葉使いに気後れして何も買わずに出てくることもしばしばで、その点ネットでの買い物はゆっくりと選べて店員とのハイテンションなのに心ないという会話もしなくていいからおのずと買う数も多くなる。いそいそと段ボール箱を開ける。ネットでの買い物というのはこの箱を開ける時が一番の楽しみだ。パソコン画面で見たものが実際はどんな感じなのかを確認する瞬間だ。

ふたつの箱の中には黄色いTシャツの他はすべて緑色のアイテムばかりだ。その光景には自分でもちょっと引く。数年前から緑が私のラッキーカラーと勝手に思い込んで、緑のアイテムを買うことが多くなった。緑といっても色々あって、好きなのはちょっと黄緑がかった煤けた緑が好きだ。ネットではその微妙なニュアンスがわからなくて失敗することもあるが、今回は正解だった。さっそく着て鏡に映して「うん、いいね」と自己満足している。友人に「緑ばっかり着てると、年齢的にも緑のおばさんになっちゃうよ」と言われたが、緑のおばさん上等!大歓迎だ。近所で「あの緑のおばさんがさぁ...」と噂されるくらいになってやろうじゃないの。名誉のために言い訳しておくが全身緑ではない。今は緑のトップスに黒のボトムス(上下反対もあり)を合わせるのに凝っている。

余談だが、ずいぶん前に「私のラッキーカラーは黄色」と言って、全身黄色の服を着た歌手の方がいた。もうその方は徹底していて、アクセサリーやらバックやらみんな黄色を身につけてらした。「家の外壁を黄色にしたのよ」とおっしゃっててびっくりしたのだが、その方の家の近所を通った時に黄色い家の前で黄色い服を着て花に水をあげているその方を見かけた時は、「本当に外壁まで黄色にしたんだな、根性あるな」と思って見ていたのだが、彼女は今どうしてらっしゃるのだろう。ラッキーカラーに囲まれてラッキーな人生がおくれているのだろうか...と、ふと思う。

私はそこまではできない。だっていつか緑にも飽きると思うから。

お昼ごはんの準備をしていて、ふと自分の指先でチクッとした痛みがあり、指先を見てみると、いつの間にかささくれがたくさんできていた。これは剥いてしまうと血が出るやつだ。ビタミンが足りないのかもと思いビタミン剤を飲む。

今日は到着したばかりの黄色のワンピースを着てご機嫌である。

あっ、全身緑だ。



この記事が参加している募集

スキしてみて

読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。