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あきらめて救われる

2021.6.23(水曜日) give up

亡き人に救われる。

ふと、今朝お化粧をしながら思った。若い頃はお化粧をするのが楽しかったなぁ〜と。どの色のアイシャドーにしようかとか、口紅は洋服に合わせてとか、マスカラを何本も買って試してみたり...。今はそんなことは考えない。身だしなみのひとつとして他人に不快感を与えないようにお化粧をしている。これは老化現象の一種なのだろうか、それとも長い間生きてきて無意識に得た不必要なものの簡素化なのか?答えは出ないが、いずれもっと歳を取ったら、この簡素化されたものがもっと簡素化されてしまうことは確かで、お化粧はオールインワンクリームと日焼け止め、口にはリップクリームというのは目に見えている。

そんな中、篠田桃紅さんの本を読む。

できないことに挑もうとするのも人間だし、それは無理だとわかるのも人間。両極端のあいだで右往左往して生きている。

という言葉が出てきた。

そうだな。若い頃はそれに挑もうとしていたのだな。そして今はそれが無理だとわかった。今朝はお化粧でそのことを思ったけど、他にもいろいろとある。勉強のこと、このnoteのこと、交友関係のこと、自分の体のこと....。

挑もうとする時期と、あきらめる時期があるのだ。

スッキリした。

無理なことはあきらめてもいい。

あきらめて、救われる。

あきらめきれなくてもがいている人にも教えてあげたいけど、それは余計なお世話というやつで、やっぱり、その人が納得するまでやるしかないのだろうな。

暑い一日だった。


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