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ありふれた日常の振り幅を笑うな

2021.5.22(土曜日)  wonderful day

晴れて、冷たい風が吹く。

朝から晴れている空を見るのは久しぶりだ。窓から見える堂島川の水位が先日までの雨でかなり上がっていて川の色も混濁している。それにもかかわらず、外からはカラスでもなく鳩でもない名前も知らない鳥が『ぴぃやぁ、ぴぃやぁ」と可愛らしい声をあげている。目をつぶっていると森の中にいるような気持ちになる。目を開けるといつもの見飽きた風景。本当に森の中にいる人が羨ましい。

今日も辣韮(らっきょう)おばさんになる。全部で3キロになった。

お昼に無性に551蓬莱レストランの海鮮麺が食べたくなり、意を決して食べに行く。入店時「手の洗浄とマスク飲食をお願いします」と念を押されて入った。はふはふ言いながら汗びっしょりになりながら食べた。美味しかった。食べたいものを食べたいときに食べるのが幸せだ。それはフランス料理であってもラーメンであってもお茶漬けであっても同じだ。料理に格差はない。パン屋が開いていたのでパンを2日分買って、正起屋の焼き鳥を買って汗を拭き拭き帰宅した。

今夜は焼き鳥とビール。

楽しみ。

さっき外出した時にうちの近所で人がぞろぞろ歩いてて、何かあるのかなと思っていたら、みんなひとつのビル(大阪国際会議場)の中に入っていった。よく見るとそこは新型コロナワクチン自衛隊大規模接種センターになっている。予行演習をやってるみたい。私はまだまだ先になるけどこんなに近くなら楽ちんだなと思った。来年になるんだろうな、たぶん。

窓を開けていると、近所の公園で遊ぶ子供達の声や草野球をする大人達の歓声が聞こえてくる。晴れると子供や大人や鳥やその他の生き物が騒ぎ出す。太陽って、生き物の根底にある活力を蘇らせるのだなぁ。

あぁ、良い日。

ありふれた日常が「良い日」となる日が来るなんて。





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