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ただ、こうなればもう年末病です

2022.12.26(月曜日) toward year's end         


一晩でゴロッと街が変わる。

年末のあれやこれやの仕事のひとつである銀行回りをする。
借金こそないが、運用中のお金は伸び悩んでいる。
仕方ないか、私だけじゃない。世の中みんなそうだから。
来年は少し節約するか…と、一瞬思うけどその後の一瞬でその思いもどうでもよくなる。要するにめんどくさがりなのだ。

街は、一晩でこれだけ変わるのかというほど様変わりしていたのに驚く。クリスマスツリーやリースや電飾がすべてとっぱらわれていて、それだけなら「仕事が早いな」と感心する程度だが、すでにお正月の飾り付けが施されているのを見ると、日本人の変り身の早さに驚く。イエスキリストから八百万の神へひょいと飛び移る感じ?あっぱれだなぁ。というか商魂逞しい。
そういう私もお正月の締め飾りを買ってきた。少しでも地方再生に貢献しようと数年前から色んな地方の縄で編んだものを買うようにしているが、今回は新潟県産のを買った。他に数県のものが売られていたけど、新潟産のが一番稲穂がイキイキしていた。
それと来年の干支のうさぎの置物も買う。『いかにも』ってのは嫌だったので、けっこうリアルな感じのぬいぐるみ。リビングに飾って「いいことありますように」と、毎日撫でてやろう。いいことあるかも…ないかも…?
その前に猫におもちゃにされてボロボロにされてしまうかもしれないけど。

オグロウサギという種類のうさぎらしい

買い物を済ませたところでお腹が空いて家に帰るまでにもたなそうだったので、いつも食べにいく「chano-ma」入る。隣に若いカップル(10代後半くらいかな)がいて、彼らが先に食べ終わってお会計に行く時に…

「俺が払うよ」
「何言ってんの、お金ないくせに」
「ご飯代くらい持ってるよ」
「どうせ親名義の家族カードで払うんでしょ」
「そうだけど、悪い?」
「割り勘にしようよ。あなたの親にご飯奢ってもらう筋合いはないから」
「うん、わかった」

という会話をしていた。
笑いが込み上げてきた。その笑いは嫌味な笑いではなくあくまでも微笑ましいなという笑いだと思ってほしい。
私がこの子たちの年代の頃は、かなりの確率で有無を言わさず男子が払っていた。男子は「俺は男だから払うのが当たり前」という気持ちがあって女子は「私は女だから奢ってもらうのが当たり前」という気持ちがすごくあって誰も疑問を持つこともなくそうさせていたのだと思うけど、私は今の子達が羨ましい。男子だの女子だのに縛られない恋愛してる感じ。
昭和の時代に散々恋愛はしたけど、令和の恋愛も楽しんでみたかったと、ほのぼの思う。

帰りにぽつぽつと雪?と思ったら雨だった。
ぽつぽつだけですぐにやんだ。

帰りにスーパーに寄ったら、祝い大根と金時人参のセットが売られていて、買おうかどうしようか迷ってやめた。ごまめだけ買った。あとは31日でいいか...、と言いながらもあっという間なんだろうな。




読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。