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ささやかな木曜日を並べてみる

2021.9.16(木曜日) an ordinary day

注文してずっと保管してもらっていた本があり、それを取りに来てくださいというメールが来たので紀伊国屋書店まで行ってきた。昨日から再開したウォーキングを兼ねて張り切って行った。「紀伊国屋書店以外はどこにも寄らない」と心に決めて行った。決めた通りどこにも寄らなかったが、書店内を何か面白そうな本はないかとウロウロしながら物色して、料理本のコーナーに鍋料理ばかりを掲載したレシピ本があったので買った。重い本を両手にぶら下げて帰宅。

帰宅途中で先日オープンしたばかりのスイーツショップの前を通ったら、店の前に行列ができていた。『行列を見たらとりあえず並ぶ』という人が世の中にはいるが、私はその正反対で『行列を見たらとりあえず避けて通る』というタイプだ。そういうわけで、もし空いていれば読書のお供に何か買おうかなと思っていたけど、並んでいる人を横目に足速に通り過ぎた。日常的にふらっと入って買うのにはもう少し時間がかかるかもしれない。

テレビを見ながらグリーンスムージーとゆで玉子とバナナの簡単な昼食。

テレビでは樹木希林さんの思い出話を浅田美代子さんが喋っている。樹木希林さんに憧れる女性たちは多い。確かに素敵な人で尊敬に値する人だ。でも一般女性が樹木希林さんに憧れるのはちょっと危険かもしれない。好きなことを仕事にしている人と、生活のために仕事をしている人との差異は大きい。樹木希林さんは好きなことを仕事にされてた。だからああいうふうに最後まで素敵でいられたのだろうと思う。私も大好きだけど、憧れとはまた違う気がしている。自分の生き方を全うしたという意味で尊敬している。私は私の生き方さえまだ見つけてはいない。情けないことだが...

そんなことを思いながら浅田美代子さんの話を聞いていた。

急に「今夜はおでんにしよう」と頭に浮かんで、食材を買いに行く。ささっと具材とカラシをカゴに入れて、レジに向かうと「今夜はおでんですか?いいですねぇ」とレジ担当の若い女性に笑顔で言われた。カゴの中はおでんの具材だけだ。誰が見てもおでんと分かってしまう。袋詰めしながら自分でも可笑しくなって笑ってしまった。

今夜は日本酒を飲もう。

楽しみ。





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