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呼吸をする速さで更新されていく日常

2021.5.8(土曜日) hold on to life

PM2.5で見通し悪し。

空が曇って見えるのは本当に曇り空なのか、PM2.5飛来のせいなのかはっきりしないが、天気予報では「洗濯物は外に干さないように」とか「気管支が弱い方は今日と明日は外に出ない方がいいです」とか言っている。気象予報士の言葉は聞き流しすとそれほど重要な内容ではないけれど、私たち人間の行動範囲がどんどん狭まってきている怖さがあるなと思った。コロナで外出自粛、PM2.5で洗濯干せない、外出できない。そのうちどこかの国がミサイルを発射して「皆さん、防空頭巾を買いましょう」「皆さん、ガスマスクの準備はお済みですか?」「警報が鳴ったらシェルターに避難しましょう」とか、マスクをするしないで揉めるのがかわいいとさえ思えるくらいのことを、そのうち爽やかな顔のアナウンサーが笑顔で言い出す日が来るのではないかと気が気ではない。そんな大袈裟な...と思う人もいると思うが、数年前から比べると私たちの暮らしはこんなに変わってしまった。小心者の私としては元の生活にに戻れるとは到底思えない。

数週間前のPM2.5飛来の時は外出して帰宅したら喉がヒリヒリして目が痒くなった。今日は午前中の早い時間にスーパーに行って来たが、やっぱり喉と目に違和感を感じる。九州地方は関西よりひどいらしく、白い車が黄色く変色しているのが目に見えてわかるらしい。九州在住じゃなくて良かった。関東はどうなんだろうと東京在住の友達にLINEで聞いたみたら「そんなことテレビでは何も言ってないよ」という答えだった。やっぱり...西日本だけなんだなぁ。

おひるごはんは、夫婦揃ってロコモコ丼をデリバリーしてもらった。ロコモコ丼ってハワイの太陽の下で食べるから雰囲気が出ると思っていたけど、大阪のマンションの一室で食べてもそれなりに美味しかった。味付けが日本人仕様になっているからだろう。ぺろりと平げてなんか物足りなくて、冷凍のたこ焼きをチンして食べた。こんなことをやっているからコロナ太りになるのはわかっているが、今は食への執着を満たすことが健康へ繋がると都合よく思うことにした。

何かに執着することは生活を向上させるものなのかもしれない...

NHK朝ドラ「おちょやん」の1週間分を録画してあったのを夫がひとりで見ていた。その後ろ姿を見てなんか様子がおかしいなと思って夫の顔を覗き込んだら、泣いていた。

私は、そっと部屋を出る。

滅多に泣かないこんなおじさんを泣かすなんて、NHKもやるな。

おやつはスイカをガシガシ食べた。





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