見出し画像

珈琲とのお別れの時。

2021.8.21(土曜日)

今日はっきりとわかったのだけど、私は大好きだったコーヒーに飽きたみたいだ。数十年の長い年月の間、目覚めのコーヒーからから始まって毎日3〜4杯くらい飲んで暮らしてきた。ブラックで飲むホットコーヒーが主で、暑い時はアイスコーヒーにしてみたり。豆にこだわってみたり、水にこだわってみたり「コーヒー通」とまではいかなくても「コーヒー好き」だったことには間違いない。でもここ数日間、カップ1杯のコーヒーを全部飲むことができなくなった。半分くらい飲むともう要らないとなってしまう。体調が悪いわけでもないし、不思議だなぁと思っていた。

今朝のコーヒーも半分残した。昼食後のコーヒーに至っては半分も飲めなかった。冷めてしまったコーヒーを流しに捨てていると、夫が「最近よく捨ててるね、体調悪いの?」と言ってきた。それでそのことをずっと考えていたが、いくら考えてもコーヒー自体に責任があるわけではなくやっぱり私自身が変わってしまったのだと思った。

私の体の中でコーヒーが飽和状態なんだろうな。「もうあなたは一生分飲みました、降参」と、白旗をあげているのかもしれない。逆らうのはやめようと思う。「一生分付き合ってくれてありがとう」という気持ちでコーヒーとはお別れしようと思う。

気づかずに、こんな感じでいろんなものとお別れしてきたのかもしれない。そう思うとこのお別れも何年か後には忘れてしまうのかもしれないな。

お酒に飽きてしまえばもっと健康になるのかもしれないが、お酒にはまだまだ飽きる気配がない。まだまだ許容範囲なんだろう。

ひとつ、またひとつと身軽になっていつか私は灰になるのだろうなぁ。


読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。