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【テレビドラマ】団地のふたり

【ドラマ感想文】 NHK BS プレミアムドラマ『団地のふたり』


同じ団地のそれぞれの実家に住んでいるノエチ(小泉今日子)と奈津子(小林聡美)の日常を描いたドラマ。
ふたりは子供の時からこの団地に住んでいる幼馴染で、ふたりとも独身で55歳。ノエチは大学の非常勤講師、奈津子は自宅でイラストレーターの仕事をしている。
今までいろいろな人生経験をし、お互いいろいろ悩みはあるようだが、それでもふたりは持ち前の明るさでおもしろおかしく暮らしている。

ふたりの会話は、日常生活そのもの。
どこにでもいる女性、どこにでもいる50代の女性の会話のようだ。
1回目は、彼女らを取りまく人間模様が描かれている。
団地からだんだん人が少なくなってくる。ふたりが通った幼稚園も取り壊されることになった。子供の頃の共通の友達を思い出してしんみりしたり、同じ団地の方々とのめんどくさくもおもしろい交流 などが描かれている。
私は団地には住んだことがなくて感覚があまりよくわからない。
なんでこんなに近所の方と密なのだろうか…私はそこが一番不思議で、
同じ共同住宅でもマンションとはまた違うコミニケーションの種類があるのだなと思った。
このふたりはどうなのだろうと思いながら見た。
それがちょっと煩わしいのか、それ大歓迎なのか…
ドラマは楽しく描かれているが、きっと現実はいろいろ問題があるのではないかと想像する(あくまでも個人的な想像)

ものすごい事件が起こるようなことはないように思うが、お天気のいい昼下がりにほのぼのとした小説を読んでいるような心地よさと、見る側をほっとさせる要素がある。
小林聡美さんと小泉今日子さんは、数々の作品で共演されてきて、珍しい組み合わせではないと思うが、個人的には2003年に放送された『すいか』がとても印象に残っている。今回は年を重ねて若い時とはまた違った落ち着きのある演技をされるふたりが素敵だ。
続けて見たいドラマが久々にできた。
まだ1回目が終わったばかり。楽しみはまだまだ続く。
自然なふたりが可愛すぎる。
大人の可愛さとはこういうことを言うのだろうな。

https://youtu.be/AwOqyhDUl6o?si=UJIXOVm28EJFT3Dr

プレミアムドラマ「団地のふたり」(全10回)
【放送予定】2024年9月1日(日)スタート
NHK BSプレミアム4K/NHK BS 毎週日曜 よる10時~10時49分
【原作】藤野千夜
【脚本】吉田紀子
【出演】小泉今日子 小林聡美 ほか
【制作統括】八木康夫(テレパック) 勝田夏子(NHK)
【演出】松本佳奈/金澤友也(テレパック)



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