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過剰な個性は、いたって平凡に終わる

2021.5.10(月曜日) originality

底辺からもそっと這い出てきた。

私の感情は死ぬのが早い。

そんなこともあって私は今朝からやる気満々だ。昼間より人出も少ないだろうと思い、朝6時に散歩に出かけた。そしてギョッ!となる。人が多い。狭い道では肩が触れるほどだ。考えることはみんな同じなんだなと思う。まったく知らないおばさまから2回も「おはようございます。いいお天気ですね」と挨拶される。早朝ウォーキング族のお決まりの挨拶なのだろうか...少し困惑する。数年前にもウォーキングにハマっていた時があって、その時に顔馴染みになったおばさまやおじさまに話しかけられて「お昼に一緒にランチしませんか」とか「うちに遊びに来ませんか」とか「今度の歩こう大会に参加しませんか」と誘われるようになった。その時も困惑した。季節の挨拶ぐらいはするよ、大人なんだから。でもそういう付き合いは違うんだ。違うんだよと思うことを相手には説明できない。次の日からそこでウォーキングするのはやめた。今回もその匂いがプンプンする。やめようかな。

ひとりで楽しみたいの。

お友達作りがしたいわけじゃないの。

それが言えない。

1時間ほど歩いて帰宅した。朝ごはんの用意をしようと思ったらパンがない。昨日の買い物担当は夫だ。買うのを忘れてたみたいだ。「パンがないよ〜」と叫ぶと「あっ!」と言いながら向かいのコンビニに買いに行った。「都会暮らしでよかったね、ポツンと一軒家だったらえらいことだよ」と皮肉を言ったら「ポツンと一軒家だったらきっと忘れたりしない」と偉そうに言っていた。

でもそれは一理ある。何とかなると思うから忘れるのだ。

朝ごはんを食べていると、何の番組かわからないが、つけっぱなしになっているテレビから『あんたって個性がないわね、みんなと同じことやってておもしろくもなんともない』という言葉が聞こえてきた。それがきっかけでパンを食べながらちょっと個性について考えた。このテレビで言っている人のように、個性って他の人と違うことをすることだと思っている人が多いが、他の人と同じことをやっていても「この人がやるとどこか違うね」と思わせることが個性だなのではないかと私は思う。だから意外と個性的な人というのは目に見えないのではないか...?誰も着てないような派手な服を着ていたり、えっ?と思うような発言をする人のことを個性的な人とは思わない。(あくまでも個人的見解ですが...)

さて、朝ごはんの後は洗濯だ。




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