養蜂家の仕事

養蜂家のプロ中のプロと私が思っている方に昨日は会ってきた。
師匠をはじめとして、尊敬する養蜂家さんは何人もいます。
でも、植物のことから、蜂の対応のこと、病気のこと、海外での養蜂情報まで圧倒的な知識量と感じの良さがピカイチなのである。

昨日はさらに、彼が大学で冒険部なるものに所属していた話を聞いた。
モンゴルの砂漠を自転車で渡ったとか!?

奥様も趣味でみつばちを飼われているという話は聞いていたが
彼を顎で使うように、手伝わせているみたいな!?
そして、それを嬉しそうに私に話してくれる彼の懐の深さ!!

いやー毎回楽しすぎるんです!
そして、その彼に毎月2回も会えるようになるかもしれない面接に昨日行ってきました。養蜂でバイトです。

でも、今回はその話を書きたいんじゃなかった!
養蜂家の仕事!

そうそう、それで、話を戻すと、
養蜂業は、家畜扱いになるという、みつばちから蜂蜜を採取して販売するというのが見えやすい仕事だと思います。
移動養蜂というのが、昔は主流でしたが、今は越境する役所仕事が結構大変なので、昔から続けている人がやっている以外は割と決まった場所でされている方が多いようです。

それ以外には、農家さんにみつばちを貸し出したり、販売したりすること。
いちご狩りに行くとハウスのはじにみつばちの出入りする箱を見たことがないですか。農家さんが買ってくれることもあるそうですが、それを供給し、管理したり、お世話したりするのも養蜂家のお仕事です。

件の先輩はさらに、養蜂したい人や団体のみつばちの指導やコンサルをされています。公園やビルの屋上など、幅広い活動をされています。そのつながりで、私は友人の友人が公園で養蜂しているところに見学に行かせてもらったり、その先輩の養蜂場にお話を聞きに行ったりと3年ほどのお付き合いをさせていただいています。私のみつばちも半分はそちらから分けてもらっています。そういう養蜂を始めたい人にみつばちの販売をしたりもしてくれます。

みつばちの受粉活動により私たちの食を支え、森をつくることで地球環境の循環の第一走者と言われています。私たちはみつばちがいなかったら、カレーライスもラーメンも食べられなくなります。

私がたまたま授業のネタ探しに見ていたTED トークというインターネットのスピーチでそのことを知りました。あまりの衝撃に周りの教員仲間や友人、知人、手当たり次第に

「私たちにとって不可欠なみつばちが減ってるって知っている!?」

と聞いて回りました。
当時、ほとんどの人の反応が

「はい?みつばちがなんだって!?」

という状態でした。

師匠曰く、
フランスではみつばちに会うと
「みつばちさん、ありがとう!」と言うという話とはえらい違いです。

なんとかしなくっちゃ!
子供を3人も産んでおいて、将来みつばちがいなくなってご飯が食べられなくなったら大変!

私はこのみつばちの話を多くの人に伝えたい!
と思って養蜂家になりました。

すでにされている方もたくさんいらっしゃいますが、
これからの養蜂家は発信も仕事の一つだな、と私は思っています。


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