見出し画像

#012 0泊3日営業の旅(夙川編)

 ご縁が繋がり始めている兵庫県夙川。今回はお肉を使って頂いているお店を訪れて実際に料理を味わい、次の展開について試案をめぐらせることが目的。今後より気軽に行けるようにとの目的で、あえて0泊という大学生のようなノリで行程を組み、試してみることに。

 学生の頃(約16年前…)ならまだしも果たして今の体力で耐えられるのか。「年を経る毎に我慢ができなくなる」とお話を聞いたりしますが、痛々しくならない程度にあれこれ試して楽しめればと。
 限界を攻めずにまったり行程にした前回の旅の様子は以下の通り。


〇DAY 1(2024/02/27)

1.「旅のはじまりはカルスト号」-深夜バス編

 旅の始まりは近鉄バス(株)・防長交通(株)の運行するカルスト号。特に今回は夕方の餌やりまで終わらせてから出発をするので、22:50発のカルスト号はベスト。

 最近皆さん便利さに気づきはじめたのか、広域公園前発の便の予約が取れないようになってきています。(学生の春休みシーズンだからかな?)
 ただ安すぎるので、もう少し運賃上げて需給のバランスを調節してほしいですね。今のままだと待遇の改善や設備の更新までは難しいでしょう。

〇DAY 2(2024/02/28)

1.「集中して事務処理」-ネットカフェ編

 三宮に早朝着くとネットカフェで時間調整が定番。今回訪れたお店は入店キー?が発行されるようになっていました。確かに店外に出ることも自由ですし、セルフレジを使わず勝手に入店して使っていてもわかりませんから、これまで導入されていなかったこと自体が性善説を元に運営されていたということですね。

 あまりサードプレイス的なものを使う機会がないので新鮮。事務処理をちゃちゃっと済ませたり、Notionでnoteのアイデア出しをしたり。後でランチをご一緒した方から「えーうち来ればいいのに」と言われましたが、流石に朝5時に到着するとなると流石に選択肢には入れられない…と思いましたが、次回はそれもトライしてみたいです。

当日は快晴。風は多少寒い、

2.「やっとこれました」-ARTE Simposio編

 ランチで訪れたのはアルテシンポジオ(@artesimposio_offiical)。

シックな看板

 昨年末に訪れたル・ベナトンの周年イベントでお会いした荻堂シェフのお店。その時うちのお肉を既にお試し頂いていて、石丸市長がネットでバズっていたおかげで、「あの安芸高田だったの!?」と非常に盛り上がりました。その後やり取りを続けて、お肉を購入して頂き、やっと訪問が叶いました。

 落ち着いているときにお邪魔しようと平日のランチを狙いましたが、予約時点でその日のテーブルは満席。流石人気店。

 夙川マダムとムッシュの皆さんが盛り上がるテーブルをすり抜けて、奥のカウンターに陣取ります。今回はシェフお任せのコースを。

・お出迎えの軽食
・前菜2皿
・パスタ
・魚料理
・肉料理
・ドルチェ
・カッフェとお茶菓子

シェフのおまかせコース
田舎鳥のモルタレッラ、紫蘇で巻いた蛍烏賊
赤貝、ホタテも良い味
牡蠣の旨味が口いっぱいに広がります
豚タンは爽やかな柑橘ソースが爽やか
噛み進めるとじわりと広がる豚の甘味
よもぎを練り込んだパスタ
ホワイトアスパラ、そら豆と春を感じる取り合わせ
絶妙な焼き加減の柔らかなでなめらかな白身を
ネギの食感が引き締める
熊と山岡牛のホホ肉
ワイルドな熊の風味と比べても際立つホホ肉の旨味
柑橘の温かいパイ
エスプレッソに大人なスイーツで締めくくり

 "皿をキャンバスに見立て「食」と「芸術」の融合"とあるように一皿一皿が美しい仕上がり。朝食を抜き、コンディションを整えて行ったので体に染み渡ります。お使い頂いたホホ肉は、1頭から1~2kgしかとれない希少部位。今山岡牛のホホ肉を楽しめるのはアルテシンポジオだけ(もうないかも…)

 今回はカウンターでの食事となりましたが、結果的に夙川のマダムとムッシュの皆さんがうちのお肉をご賞味頂いている様子を見れたので、味わい深いものとなりました。夙川にお立ちよりの際は是非。

3.「はじめまして」-ヒトヒト食堂編

ディナーで訪れたのはヒトヒト食堂(@hitohito_shokudo)

道から一段低いところにあるお店。

 ランチをまったり16時まで食べてしまったので、お酒は抜けても小腹が空いたくらいのコンディション。マネジメントがうまくいっていないですね…ここは反省。ご挨拶をさせて頂き、早速料理に舌鼓を打ちます。色々な料理を楽しみたかったので、オススメをあれこれと頼んでシェア。

大根ポルチーニ
平飼い月見厚揚げボッタルガかけ
アンチョビオリーブフライ
イカタコメンチ
蛍烏賊のアヒージョ
黒毛和牛ハンバーグ
山岡牛の特製ローストビーフ

 うちのお肉を使ったローストビーフは仕上げに燻製のひと手間を加えた逸品。赤ワインと非常に合う一皿になっていました。

 メンチカツとキムチチーズおにぎり食べれなかったから次回リベンジ。ご一緒した方が注文していましたが、豚汁も美味しそうだったな...今なら全部食べられるのに(笑
 次回はちゃんとお腹を整えて。次も楽しみです。こちらも夙川にお立ちよりの際は是非。

4.「ちょっとゆっくりしていきなよ」-最後のトドメ

 ほろ酔いでお店を後にし、ル・ベナトンのシェフのご自宅へ。「コーヒーでも飲んで一息ついてから移動できたらいいな」と思っているとおすすめされたのはまさかのジン(笑

容赦のない45度…

 ”気をつけて帰ってね”というにはあまりにも強めなチョイス…。オススメされるがままに2杯。トロっとしたのどごしが素晴らしく、体がカッと温まる。これは帰りたくなくなる(笑

 とはいえ翌日の朝は仕事を入れているので、後ろ髪を引かれながら夙川に別れを告げます。今回もありがとうございました。

〇DAY 3(2024/02/29)

1.「旅のおわりはカルスト号」-深夜バス編

 少し余裕をもって三宮に到着。行きがカルストなら、帰りもカルスト。三宮を22:40発なので22時まで食事を楽しめます。行きと異なり降車地となる広域公園前は早朝5時台にはコンビニくらいしか開いておらず、時間をつぶす選択肢がありません。具体的な解決策を見つけられないまま、バスは夜の街を走りだします。

2.乗り継ぎがネック

 時間の調整がうまくいかなかったのか、予定していた到着時間を30分まいて5時に広域公園前に到着。地元へ帰るためのバスの出発時間は6時半、と いうことは待ち時間1.5h…。この待ち時間をぼーっと待つのは勿体ない。

 乗る予定だった停留所の次まで歩いてみることにしました。するとAシティ中央のファミリーマートにイートインコーナーが。朝食をそこで済ませて、お茶をしながら事務処理をできないか交渉してみるのもあり…かもしれませんね。これは次回の課題としましょう。

 早朝に帰ることができるものの、選択肢が少ない分帰りは少し使いづらいですね。始発を使って夙川から帰るとなると到着は9時。この案となれば散々飲み散らかすことになるので、翌朝この時間に起床することは大変…。

 体への負担を減らすことを前提にすればこの選択肢は真っ先に削除されますが、メリット・デメリットを考慮した上で他の誰でもない"自分"にとってのベストを考えることはとても楽しいです。この経験が商品開発などに活かされてくるといいのですが…(笑

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も田舎の小さな肥育農家のリアルを伝えていきたいと思います。スキ・コメント・フォローなどを頂けますと励みになります。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?