見出し画像

【東葛地域】学生吹奏楽団のつくり方 #02

ご挨拶

こんにちは。
Kashiwa Special Sounds:代表
東葛学生吹奏楽団 LEGALIS:代表
の小野です。

現在、絶賛立ち上げ中の「東葛学生吹奏楽団:LEGALIS」ですが、少しづつメディアにも取り上げていただいております。

○20210813_柏市民新聞

20210813_柏市民新聞記事

○20210816_J:com放送「ジモト応援!千葉つながるNews」

無題

ありがたいことです。柏市民新聞様、J:com様、ありがとうございます。

部活動を取り巻く背景は
【東葛地域】学生吹奏楽団のつくり方 #01
でお伝えした通り。

これまでの学校部活動は教員の負担が大きく、コロナ禍で文科省が大きな変革を打ち出す結果となりました。

全日本吹奏楽連盟の加盟団体数

市立柏高等学校吹奏楽部の総監督で、開智国際大学吹奏楽部の顧問でもある石田修一先生と、先日電話でお話した際にこんなことを仰ってました。

「全日本吹奏楽連盟の加盟団体が、年間100団体ぐらいづつ減ってきている。現在の加盟数は13,000団体ぐらいだが、これが10年続けば1000団体の減少になる。人によっては大したことでない。と言うが、今後は加速度的に加盟団体が減っていくことを危惧しています……。」

学校の吹奏楽部は

吹奏楽はロックバンドなどに比べ大人数で行う音楽形態なので、少子化がすすめば活動休止となる楽団も増えてくるでしょう。学校単位で吹奏楽部を運営するのも難しくなってきています。少子化がすすめば活動休止となる楽団も増えてくるでしょう。
→体育系の部活動で例えると、高校野球ですら9人以上を集めるのしく、いくつかの学校と組んで連合チームとして地区予選を戦う学校が増えています。

と考えると、文化系部活動の中でも人気のある吹奏楽を地域の課題として引き受け立ち上げよう。
となるのは吹奏楽が盛んな街では自然な流れであり、今後は各地域でも同様の動きがあると思います。

地域部活動の指導者

野球やサッカーなど学校部活動を地域で引き受けた場合、指導者をどうするのか。という課題に突き当たります。

ほとんどの行政では地域人材から選出。
と考えていますが、行政が考える地域人材の活用は、地域の経験者に外部指導を委託するものであり、予算がなくコストカットの観点ですすんでいます。
→一言でいうと外部指導者に支払うギャラが安い。そうなると、外部指導者に満足な謝礼が支払えないため、現役の若い指導者が指導にくることは難しいでしょう。

さらに、外部指導者は指導方法や方針などで ”あたりはずれ” の問題もあり、であれば学校部活動ではなくクラブチームに入ったほうが。と考える保護者は多いと思います。
→現に中学野球では、新型コロナウイルスで部活動で思うような活動が行えず、クラブチームに流れている例が多いです。

プロアーティストに学ぶということ

東葛学生吹奏楽団は単なる楽団を作るのではなく、東葛地区出身のプロに学ぶ吹奏楽団として立ち上げました。
→東葛地区は吹奏楽が盛んなため、地域人材が豊富です。

そのため、決して安くはない月謝が発生します。

いままで学校部活動ではそんな支払いもなかったかと思いますが、東葛地区の中学硬式野球チームの月謝だと、安いところで土日の活動で月/6000円から。高いところでは平日練習込みで2万円ぐらい。
都内では毎日の塾講師込みで4万円ちょっと。というチームもあります。
→月謝が安いチームが弱い。ということでもありません。

東葛学生吹奏楽団では、現役で活躍しているプロのアーティストが指導者、およびコーディネーターになることで、精神論のような指導( 未だに吹奏楽の世界では多かったりします )ではなく、経験や知識に裏付けされた適切な指導を受けることができる。
と考えています。

部活動は大きな変革の時期を迎えています。これまでのような熱心な学校部活動はなくなり学校部活動か地域の部活動(クラブチームなど)の選択肢から
親子で考え決めることになっていくと思います。
→子供にとって選択肢が多い。というのは良いことだと思います。

地域で吹奏楽団を作るのは大変。
練習場所の確保や、大型楽器の確保/保管などお金がかかります。
クラウドファンディングもやってます。
趣旨に賛同いただけた人は是非ご支援をお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお付き合いください。

◆東葛学生吹奏楽団:LEGALIS_Webサイト
https://www.legalis.website/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?