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④新しい自分の要素が顔を出す

「ずっとやりたかったことをやりなさい」ー第4週ー


・思い出す本来の自分

③で記載したことを続けていると、
まさに本のタイトルにあるような、
「本当にやりたかったこと」がふと
浮かんでくるようになる。

それはやりたかったこと、として
出てくる場合もあれば、今やっている
ことや環境がもう合わない、という
感情が出てくる場合もあって、
人それぞれ、また場合によるかも
しれないけれど、私の場合は
どちらが先ということもなく、
両方あったし、今でもある。

 以前から感じてはいたものの、
この東京の通勤ラッシュには
うんざりしていた。毎朝の満員電車、
電車を降りてからも、まるで蟻の行列
のような人の流れに入って歩き、
ビルの1FでEVに乗るために
また列を作り。

オフィスに着いて仕事を始める頃
にはすでに疲れている。なんとも
非効率だし、頻繁に人身事故などが
起こることも異常だと思っていた。

帰りも朝ほどではないけれど混んで
いて、冬になると電車内の暖房と、
またコートなど防寒着を着ている
人がたくさん乗っていることで
異常に蒸し暑く、汗をかいて
気持ち悪かったり、メイクが落ちたり。
往復の行程だけでげっそりしていた。

 こんな状況で、見た目もきれいに保ち、
笑顔を心掛け、仕事も家のことも
こなすなんて、できるわけがない。

そういえば小学生の頃、近くの
郵便局の窓口で仕事をしている
職員の人を見て、あんな風に
自分のオフィスやデスクがあって、
そこに人が相談などで訪ねてくる、
というスタイルがいいなと思って
いたことや、大学生の時に留学して
からずっと、将来は海外で働きたい
と思っていたことも思い出した。

また、雑誌を見ている中で、お菓子を
作りたいなと思うようになった。

これも小学生の頃、家庭科の授業で
調理をしたりする中で、ケーキなど
スイーツを作ってみたいなと思って
母に教えてもらえないかと頼んだり
したけれど、忙しい、とか、
キッチンをかなり汚すから、という
理由で実現しなかった。
母自身が、お菓子は作ったことが
なかったというのもあったかも
知れないけれど。

そんな、仕事に関することから
趣味に至るまで、本当に
いろいろなことが浮かんできた。

いきなり仕事を変えるという
大きな変化ではなく、まず小さな
ことから、今できることから
実際にやってみた。

調理器具や材料を買ってきて、
カップケーキ作りからチャレンジ
してみたり。雑誌に載っている
レシピをまねて料理を一品
作ってみたり。

ほそぼそと断続的に続けていた
英語の勉強も、やっぱり集中して
しっかりやったほうが効率が
いいなと思い直して、
スケジュールを組んで
取り組んで、資格試験の
獲得点数を上げていったり。

仕事や生活の中で埋もれていた
思いがこんなにいろいろあった
のか、と思う程で、①に記載した
通り、ダンスを始め、いろいろな
領域にチャレンジし、今も興味は
どんどん広がっている。

チェスも覚えたいし、デザインにも
興味があるし、またピアノも再開
したいし。

それはまるで新しい自分のように
感じられるかもしれないけれども、
本来の自分でもあるんだと思う。
ただ思い出しているだけ。

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