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自分にハードワーク耐性があるかの見極め方法の話

こんにちは、コンサル転職の中の人、「コン転」です。

現在、事業会社などで勤務されていて、未経験でコンサル業界に行きたい方(就活生含)を主な読者の対象にして、noteを投稿しております。

今回は、自分にハードワーク耐性があるかの見極めについてpostさせていただきます。

コンサルティング業界は、以前と比べてホワイトになっておりますが、プロジェクトによってはもちろんハードな働き方を要求されることもあります。

そのようなハードな働き方とは具体的には何を指しているのか?
自分にハードワークが向いているかの見極め方はないのか?

本noteでは、これらを明らかにしていきたいと思います。
少しでも良いと思ったら、noteやTwitterでシェアいただけますと幸いです。

コンサル業界におけるハードワークとは?

コンサル業界に就職/転職したい人にとっては、どの程度コンサルタントは「働く」のか?眠れない毎日を過ごしているのか?が気になりますよね。

もちろん、ハードワークの明確な定義はないので、ここでは簡便に、労働時間の観点で以下の5パターンに分けて、それぞれどのような場面で①-⑤が発生するのかとその働き方を論じていければと思います。

①定時上がりの場合
②残業が2時間程度の場合
③残業が4時間程度の場合
④残業が6時間程度の場合
⑤残業が8時間程度の場合

ちなみに、年当たりの稼働日数の中で、上記①-⑤の発生する割合は、①:②:③:④:⑤=2:4:2:1.5:0.5くらいです。
(大手総合コンサル、業務系コンサル、シニアコンサルタントレベルを想定)

※企業種別(総合コンサル?戦略コンサル?)、職種(ITコンサル?業務系コンサル?戦略系コンサル?)、役職(マネージャー?スタッフ?)でも、上記①-⑤の割合はかなり異なるので、あくまでも参考程度としてください

※以降は、大手総合コンサル、業務系コンサル、シニアコンサルタントレベルの方目線で、どのような場面で①-⑤が発生するのかとその働き方を記載していきます。

①定時上がりの場合

10年前と比べて、最近では定時上がりのことも増えました。プロジェクトがあんまり忙しくない時であったり、マネージャーのプロジェクトの提案を手伝っていたりする場合は、定時上がりであることが多いです。
昼間もしっかり1時間休みを取って働くことができます。

②残業が2時間程度の場合

9時が始業だとすれば、20時くらいに終業するので、終業後はご飯を食べて、お風呂に入って、プロジェクト関係の本を読んだり、資格試験の勉強をしたりする程度の余裕はあります。

③残業が4時間程度の場合

プロジェクトの中間報告会や大事な会議の週などはこの時間になることもあります。基本的には、パワポの資料作りをしていて、この時間になることが多いです。
あとは、それらの会議でのクライアントからの想定質問とこちら側の回答をまとめていたら気づいたらこの時間になっていることも多いです。

④残業が6時間程度の場合

プロジェクトの中間報告会や大事な会議の週などで、パートナーから夜6時くらいに資料の指摘が入ったら、この時間になることが多いです。また、自分が資料のラフスケッチ(パワポスライドの作成イメージ)をマネージャーと擦り合わせておらず、自分の作成資料についてマネージャーからかなり指摘された時もこの時間になることが多いです。
マネージャーがまだ仕事をしているので終業しづらいですが、とりあえず自分が持っているタスクをすべて解消できたら終業します。

⑤残業が8時間程度の場合

プロジェクトの最終報告会の週はこの時間になることがあります。また、プロジェクトが炎上していて、プロジェクトのスコープには入っていたもののリソース不足で今まで対応できていなかったものをまとめて対応しなくてはいけない時には、この時間になることがあります。
マネージャーがしなくても良い作業は、積極的に自分が巻き取って、「明日の会議は13時からだから、3時間くらい寝て、4時間くらいで資料を作って、パートナーに見せて、それを修正してクライアントに持っていけばなんとか間に合いそうだな…」とマネージャーと話して、終業します。 

※主観ですが、上記の④や⑤が連続して発生した場合は、その人が(短期的には)「ハードワークをしている」と言えると考えております

自分にハードワークが向いているかの見極め方法

ここまでの話を読むと、意外にコンサルって楽なんじゃないか?と思う人もいるのではないでしょうか?

しかし、先ほど①-⑤のそれぞれの割合を記載しましたが、実際は例えば、④や⑤は偏って発生します。つまり、プロジェクトの最終報告会の週はずっと⑤ということも起こりえますので、局所的にはハードワークが求められます。

ハードワーク中でも普段と同等の品質のアウトプットを出さなければならない中で、自分がどの程度ハードワークに向いているか気になりませんか?

見極め方としては、下記をおすすめします。

1.リサーチをしていけばなんとか解けそうな論点を考える
2.3日間残業が8時間(例えば、9:00-2:00の労働)となるようにして、実際に手を動かして作業する。パワポなども作成する
3.3日後に自分が作った資料を使って、プレゼンをする

つまり、擬似的なプロジェクトを経験すると、コンサル業界におけるハードワークが向いているか向いていないかがわかるかと思います。

元々のパワポの質や論点設計やその解の質などは、ここでは重視しません。自分が「作業し続けて何かしらのアウトプットを出すことができているか」「3日目になってもアウトプットの品質が落ちていないか」を計測してください。

周りを見た上での経験則ですが、ハードワークを3日続けることができる人は、おそらく5日続けることができます。かつ、ハードワークが6日以上連続で生じることはほとんどありません。

設定する論点はなんでも良いです。
例えば、「マクドナルドが中長期的に成長していくにはどのような顧客体験を提供するべきか?」、「楽天が富裕層×一人暮らしをターゲットにした場合にどのような新規事業を行うべきか?」、(就活生である場合は)「自分の大学の大学生をターゲットにした場合にどのような新規事業を行うべきか?」などで良いです。

3日間ハードワークをしても、その夜に飲みに行く余裕や運動をする余裕があれば、その人はハードワークに向いています。

※まずは下記本を読んでから、論点設計や作業を行うことをお勧めします。とても良い本です。
“東大ケーススタディ研究会 伝説の「論理思考」講座: ケース問題で「広い視野」「深い思考」をいっきに鍛える”

まとめ

今回は、コンサル業界におけるハードワークについて話しました!

コンサル業界におけるハードワークが意味するもの、ハードワークを見極める方法について解説していきました。
少なくても、昨今のコンサル業界は以前よりはかなりホワイトになってきたので、先に書いたハードワークを見極める方法を実践してハードワークが向いてないと思うことがなければ、特に問題なくコンサル業界でやっていけるのではないでしょうか。

マネージャーやシニアマネージャーのハードワークについても今後記事にしていければと思います!

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それでは! 

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