おひとりグルメ 姫路駅前「姫路タンメン」
みなさん、人生で一度はこう思ったこと、ありませんか?
そんな、健康志向と不健康志向の両取りを実現させてくれるお店が、姫路には存在します!
姫路駅から、おみぞ筋の方向へ歩いてすぐのところにある「姫路タンメン」というお店です。
店内に入っていきましょう。
平日のまだ11時半にもなっていない時間だというのに、カウンターがほとんど埋まっています。私は、運良く待ち時間もなく、カウンターの奥にあるスペースに座ることができました。
注文を聞かれた私は、野菜も食べたいし、お肉もガッツリ食べたかったので、迷うことなく肉タンメンの並盛を注文します。
厨房に目を移すと、店員さんが中華鍋に野菜をたっぷりと入れては、鍋をふるって野菜を炒めています。
香ばしくて美味しそうな匂いがするな……と眺めていると、めっちゃ野菜を炒めてるからか、厨房が煙で真っ白になっています。まさに炎の料理人だね。腱鞘炎には気をつけてね。
などと考えていると、私の肉タンメンが運ばれてきました。
運ばれてきてドン!
君、本当に並盛なんですか?
これは戦いになることが予想されます。
まず目に飛び込んでくるのが、山盛りの野菜!
「野菜、たりてますか?」という文句通り、350gの野菜が乗っています。もう今日は、野菜を摂らなくても大丈夫。ヘルシーだね!
野菜を口に運ぶと、香ばしい香りとともに、シャキシャキとした歯ざわりを感じます。火の通し方が絶妙です。
野菜って、油で炒められると、油の旨味で野菜がより一層美味しくなるんですよね。お弁当用の作り置きを調理するときに、電子レンジで加熱するんじゃなくて、ひと手間加えてフライパンで炒めると、味がワンランクアップするのと同じです。
話をタンメンに戻して、次に目に飛び込んでくるのが、器をぐるりと包囲したチャーシューの群れ!
その数、なんと7枚。しかも分厚い!
まるで豊臣秀吉の小田原攻め。
食べてみると、なんと香ばしくてジューシーなんでしょう。チャーシューも、ただ盛り付けるだけじゃなく、提供する前に中華鍋で炒めているんです。だから、こんなに香ばしく感じるんですね。
野菜の下からは平打ちの太麺が現れます。食べごたえ満点で、これには私の満腹中枢も大喜び。スープは塩系でさっぱりしていて、ちゃんぽんに近いのですが、野菜と肉の圧倒的な油感で、さっぱりしているのにコッテリしているという、不思議な感覚を覚えます。
スープが身体に染み渡る。脳みそが嬉しいと言っている。
味変も可能で、テーブルには、姫路ではおなじみの生姜醤油が備え付けられています。これをスプーン3杯ほど入れると、パンチの効いた味に変身!
このタンメン、量が多いはずなのに、箸が止まる気配を感じません。
そして、あっという間にペロリ、完食です。
ごちそうさまでした!
姫路の麺といえば、駅そば、ずんどう屋、そして姫路タンメンです。
これ、覚えてね。
姫路タンメンの駅前店は、姫路駅から徒歩1分ぐらいのところにあります。
東口改札からピオレの中を通り抜けると便利です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?