「弾丸フェリー」でゆく大分・別府旅行記 ~帰り道も、旅の思い出~
また、船に乗ります
帰るまでが旅行です。
むしろ、帰り道こそメインイベント・パート2です。
一般に、旅の帰り道というのはテンションが下がって憂鬱な気分にもなりますが、今日はむしろ楽しみな気持ちでいっぱいです。0泊3日という弾丸ツアーな旅程も相まって、九州にバイバイすることへの寂しさは大きくありません。実際、来たくなったらまた来たらいいよね、と考えていました。
往路は別府港にやって来たわけですが、復路は別府港ではなく、大分港から帰ります。
最初の記事でも紹介したように、現在、フェリーさんふらわあでは、弾丸フェリーで同じ部屋を利用する場合は、船の中に荷物を置いて観光ができるというサービスを行っています。これを使えば、フェリーの中に着替えなどの荷物を置いて観光ができるので、とても身軽になれるんですね。
なのに、私がこのサービスを利用しなかった理由は、ただひとつです。
今日もビュッフェを荒らすぞ! 晩ごはん!
というわけで、手慣れた手付きで乗船し、部屋に荷物を置いて、颯爽と夕食バイキングに向かいます。
勝ちました! 今日も一番乗りです!
さんふらわあのお姉さんが「なんか来るの早くない?」みたいな顔をしてる気もしますが、気にしてはいけない。
今日も元気に、さんふらわあのビュッフェを荒らしてしまいましょう。その結果がこちら!
正直なところ「さんふらわあ ごーるど・ぱーる」は関西九州航路の船の中では最古参の船になるということもあって、バイキングのクオリティは他船と比べると、見劣りしてしまうというのが事実です。
じゃあ、この船がダメなのかと言われると、単純にそうでもないのです。
私が乗船した日は、ちょうど七夕だったのですが、こんなメニューが用意されていました。
こういった細やかな気配り、これこそ私がさんふらわあを好きな理由です。
もちろん食べました! ごちそうさまでした。
ありがとう、さんふらわあ。
ここからはフェリーごはんの参考資料です
ジャーンジャーンジャーン
出港15分前の銅鑼が鳴り、今回は少しながら録画することができました。
いいものを見ました。眼福です。
こちらのさんふらわあはLNGではなく、昔からの重油を燃やして動きます。にしても、ちょっと黒煙を吐き出しすぎでは?
他人事ながら心配になります。
九州から関西に向かう航路というのは、特に見どころはありません。
ライトアップされた橋も、美しい夜景もありません。
さんふらわあは、夜の帳に包まれた海面を静かに進んでいくだけです。
お部屋紹介コーナー
さんふらわあ・ごーるどのお部屋はシンプルです。
いや、新造船がこだわり過ぎというべきでしょう。必要十分な設備が揃っています。不満点があるとしたら、お部屋よりも大浴場がやや小さいということぐらいでしょうか。
手に入れた御船印を肴にお酒を飲んで、ほどよく気持ちよくなったら寝ましょう。明日も早いので。
さんふらわあの朝、最後の朝
翌朝。残念ながら、青空とはなりませんでした。これも、旅です。
湿度が高すぎて、カメラのレンズが曇ってしまうハプニングと戦いながら、今年3度目の播磨灘→大阪湾方面・明石海峡大橋くぐりです。
普段のフェリーでは、前日の酒盛りの影響があったり、単にねぼすけということもあって、朝ごはんは軽めに済ませてしまうことが多いです。
ところが、この日に限っては、お腹がとても空いていたので、私は朝食バイキング会場に向かうことにしました。
ところで、朝食バイキング会場に着いた頃、珍しく船が揺れ始めました。
ゆっさゆっさというような、絵に描いたような揺れ方ではないのですが、慣れていないとまっすぐ歩けないような、そして船酔いもしてしまいそうな揺れ方です。
瀬戸内海にしては珍しい揺れです。さんふらわあのお姉さんも、注意して歩いてくださいね、と呼びかけられていました。
フェリーの乗られる人で酔いやすい人は、やはり酔い止め薬をお守り代わりに持っていったほうが良いでしょう。朝に酔ってしまうと、その後の旅程に響いてしまいますからね。
え、私? 私はカレーをおかわりしていました。
午前7時55分、さんふらわあ・ごーるどは定刻通りに六甲アイランドフェリーターミナルに到着しました。連絡バスは意味不明なレベルで混むので、徒歩乗船の人は、少し急いでバス乗り場に向かった方がいいです。
これは、マジなアドバイスです。
アイランド北口から六甲ライナーに乗って、住吉駅から三ノ宮駅ぐらいまで、この歌が離れませんでした。
やっぱり、歌うフェリーって、いいですよね。
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