ビコーズインスチチュート株式会社

ビコーズインスチチュート株式会社

最近の記事

バングラデシュ動向ニュース 2024年8月12日 【暫定政権の始動とALの動き】

ノーベル賞受賞者のムハマド・ユヌス氏が率いる暫定政権が始動した。社会の動きを現地紙報道から伝える。 <社会活動の再開>8月11日日曜日。全国的な抗議行動や衝突の影響で数週間にわたって業務を停止せざるを得なかった多くの企業が通常業務を再開。ダッカ市内では大きな交通渋滞が発生した。 貨物鉄道の運行も3週間ぶりに再開されたほか、長距離列車の運行も徐々にダイヤどおりになる予定。ダッカメトロは今週土曜日から再開されるが、施設の一部が破壊された2駅(ミルプール10駅とカジパラ駅)は当面

    • バングラデシュ動向ニュース 2024年8月9日 【暫定政権発足】

      8月8日夜、17名の暫定政権メンバーが大統領公邸で行われた就任式に臨んだ。バングラデシュ民族主義党(BNP)やその他の政党指導者、各国大使らも参列した。 17名の暫定政権メンバーの略歴は以下のとおり。 ・Professor Muhammad Yunus 暫定政権主席顧問、ノーベル平和賞受賞者、グラミン銀行創立者 ・Syeda Rizwana Hasan BRAC理事、バングラデシュ環境法律家協会代表、RDRS(NGO)会長 ・Farida Akhtar 「女性の人権」活動家

      • バングラデシュ動向ニュース 2024年8月5日の政変

        【ハシナの没落】前日4日からの外出禁止令を無視して町に繰り出した学生や市民。すでに当局による弾圧に近い行為で多くの犠牲者が出ていたが、さらなる流血もありえた衝突の危機に軍が介入。事実上、軍が警察を押さえ込むという「不作為」によって市民側に立ったことで、ハシナの希望は断たれた。強権政治が長く批判されてきたが既得権益勢力を抱え込むことで体制を維持してきたハシナ元首相。自身の舌禍やデモを押さえ込む手法を誤ったために、栄華から没落への急変を迎えるに至った。 【祭りの後】首相官邸や国

        バングラデシュ動向ニュース 2024年8月12日 【暫定政権の始動とALの動き】