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あなたは乾燥肌?インナードライ肌?【自分の肌タイプを知る~前編~】

こんばんは!BebeLilyです。

皆さんはスキンケアにおいて一度は「乾燥肌」や「インナードライ肌」というのを聞いたことがあるかもしれません。しかし、その違いを正確に理解できていますか?

今日は乾燥肌とインナードライ肌の違いについてお話していきたいと思います。

前回保湿と保水についてのお話をしましたが、先にそちらを読んでいただくと今回のお話が理解しやすいかと思います。



肌タイプを知るというのはスキンケアにおいてとても重要なステップでたくさんのポイントがあるので、このお話は前編後編にわけてお話したいと考えています。今回は前編と称して乾燥肌とインナードライ肌について話していきます。

①乾燥肌・インナードライ肌とは?

乾燥肌、インナードライ肌。よく聞く言葉だと思います。では、これらの違いはなんなのでしょう?

最大の違いは、乾燥肌は肌のタイプでインナードライ肌は肌のコンディションだということです。

これは保湿・保水の概念を理解していると分かりやすい違いになりますが、乾燥肌は保湿が不足している肌、つまり油分が不足している肌です。一方インナードライ肌は保水が不足している肌、つまり水分が不足している肌です。

これのなにが肌タイプと肌コンディションの違いなの?と思われた方は、次の図を見てみてください(図はhttps://www.doctors-organic.com/hishi/index.htmlから引用させてもらいました)

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上図は毛穴の断面図になります。図の皮脂腺という器官では、名前の通り皮脂を毛穴から肌表面へ分泌しています。

乾燥肌というのはこの皮脂の分泌が不足している肌のことで、この皮脂不足の結果肌表面から水分が蒸発して乾燥している(保湿できていない)のです!

この皮脂の分泌力というのは、遺伝や年齢、ホルモンバランス等が関係していて、主に内的要因によって作用します。内的要因ということは、どのようなスキンケアをしても皮脂の分泌力を自在に変えることはできません。つまり、これが肌タイプということです。


一方のインナードライ肌は、水分が不足している肌でした。このときほとんどの場合は皮脂の分泌力には特に問題はなく、スキンケアにおいて保水のケアが不十分だからそもそも肌における水分量が足りておらず乾燥している(保水できていない)のです!

つまりインナードライ肌は保水ケアをしっかりとすれば改善される、保水ケア不足という外的要因によるものです。これが肌コンディションということです。


これが乾燥肌とインナードライ肌の最大の違いなのです。


ここまでの話のまとめとしては、乾燥肌は内的要因による肌タイプで保湿不足、インナードライ肌は外的要因による肌コンディションで保水不足、ということですね!


②乾燥肌とインナードライ肌の見分け方

さて、乾燥肌とインナードライ肌の違いが理解できたところで、これらの見分け方を解説していきたいと思います。


まずは乾燥肌の見分け方についてです。

先ほども説明した通り、乾燥肌は油分が不足していて保湿ができていない肌でした。

ですので、乾燥肌は往々にして肌が突っ張る感触があったり、肌がささくれて皮がめくれてしまっている状態のことがおおいです。また皮脂というバリアがない状態ですので、些細なことで刺激に感じるという特徴もあります(この特徴がゆえに日本においては自称敏感肌の人が多いと私は感じています。これはまた別のnoteで解説したいと思います)


一方のインナードライ肌は水分が不足している肌です。

ですので、皮脂分泌力は正常なことが多く、実は皮脂が多量に分泌されていたりします。この皮脂過剰水分不足がゆえのニキビ、炎症、赤ら顔などもみられる人もいます。また、いわゆる「乾燥小じわ」とよばれるうっすらとしたシワもインナードライ肌のことが多いです。


③乾燥肌・インナードライ肌のスキンケアのポイント

では、ここからはそれぞれの肌のスキンケアのポイントの解説にいきたいと思います。

まずは乾燥肌のスキンケアのポイントです。

最初に解説しましたが、乾燥肌は肌タイプです。内的要因によるものなので「治す」ということはできず、言ってみれば対処療法のようなスキンケアになってきます。

まず一番大切なのは、洗いすぎをやめたり脱脂力の強い洗顔料を使わないということです。また、保湿力に優れたセラミドやシアバター、カカオバター、ホホバオイルなどの油分を使用した基礎化粧品を使用することで皮脂の代わりのバリアを作ってあげることも大事です。特にセラミドは肌の角層の細胞間脂質としての機能も併せ持ち、不足すると肌の保湿・バリア機能が低下することが知られています。ですので、できる限りセラミドを配合している基礎化粧品を選ぶことが大事になってきます。

また、乾燥肌の特徴として先ほど刺激を受けやすいと解説しましたが、化粧水が刺激になることもあります。乾燥肌の人がシャワーすら痛くて浴びれないと言うのはそうゆうことなのです。ですので、もしスキンケアにおいて化粧水を使用しているようでしたら、いっそそれをカットして乳液・クリームのみを使用するということも必要かもしれません。

私はスキンケアにおいて化粧水を使いません。以前それを記事にまとめていますので、是非一読していただけると嬉しいです。

ちなみに、乾燥肌の人の中には保水のケアも不足していて水分油分ともに不足状態の方もいます。このような方は、是非セラミド配合の基礎化粧品を使ってみましょう。セラミドは先述した通り油分としての保湿機能もありますが、実は保水機能ももちあわせた非常に有効な成分です。つまりセラミド配合基礎化粧品のケアで保湿と保水のケアを同時に行なうことができるのです。



次にインナードライ肌のスキンケアのポイントです。

インナードライ肌は保水不足のスキンケアが原因なので、まずは自分のスキンケアを見直す必要があります。

インナードライ肌はまず保水成分配合の基礎化粧品を取り入れてみましょう。保水成分の一例として、ヒアルロン酸やグリセリン、ペプチド(アミノ酸)があります。

そして必要以上に油分を補わないスキンケアが大事になってきます。かなり皮脂分泌力がある人はオイルカットをうたっている商品を取り入れてみてもいいかもしれませんが、もしオイルカット製品で肌のツッパリ感を感じ始めたら油分のバリアが不足している証拠なのでセラミドケアをしてみると保水保湿ケアが同時にできてとても良いです。

ちなみにこの場合も私は化粧水を使うことはありません。私の肌がインナードライに傾いたら私はセラミド配合の美容液のみを使用します。

また、インナードライ肌も油分過剰だからと勘違いせず、洗いすぎをやめるべきです。


つまり

乾燥肌:洗いすぎない、油分を補うケア(特にセラミドケア)が大事

インナードライ肌:洗いすぎない、保水成分を補いつつ適宜オイルカットなども取り入れてみる

ことが大事ということです!



ここまで長いお話にお付き合いいただきありがとうございました!

今回の投稿では乾燥肌インナードライ肌について原因からケアの方法まで解説していきました。次回の投稿は他の肌タイプの脂性肌や普通肌について解説していきたいと思います。

今日の投稿が皆さんのスキンケアの役に立てたらとてもうれしいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた次の投稿でお会いしましょう!

BebeLily

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