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美容師が働き安い環境とは

話が盛り上がると、お客さんのうなずき・動きが大きくなってきて、

逆にカットしづらいときが出てきますよね。(イラストの意味)


美容室専門社労士の岡田です。


美容師の働き方を変えていくことを個人的に使命だと感じています。

皆さんの思う美容師が働きやすい環境って何なんでしょうか。


社労士をして思いますが、人事労務の専門家は、

法律の知識だけではなく、

人の気持ちを理解する力やグループを見る視点も重要だと思っています。


個人だとこんな人だけどその美容室の他のメンバーとの関係では

こんな性格。顧客との関係だとあんな性格など、

性格って実は一定ではなく動きのあるものだと思っています。


その動きを見ながらルールを作れるか。

最適解へつなげるか。

それが経営者、人事労務担当の腕の見せ所だと思います。


個人的にすごく丁寧に働きやすい職場を検討する際に

次の手順がおすすめだと思っています。


結構面倒ですが、これを丁寧にできている美容室は、

離職率がだいぶ違ってくると思います。


1.一人一人の生きたい生き方を理解する

 (バリバリ働きたい?子供ができてからも時短で働きたい?

  本質はどう生きたいのかをそれぞれのメンバーについて知る)


2.その生き方に自社のルールが合っているかふりかえる

 (食事をゆっくりとりたい人に、強制的早食いを強いる短い休みに

  なっていないか?など・・結構そういう細かいことの積み重ねが

  従業員から見切りをつけられる決定打になります。)


3.従業員の意識とルールのかみ合わない部分で重要なものから改善する

 (大事なのはどちらかに極端に振り切らずにお互いの立場を考えて

  歩み寄りができる黄金律を納得いく形で従業員と話し合えるか。)


4.やっぱり改善できないところが出たら、外部に助けを求める

 (内部で解決できないなら外部に必ず相談しましょう。

  昼休み取れないなら、昼だけレセプションの仕事を派遣にするなり、

  なんなり、誰かに頼りましょう。)


そんな風に思っています。


おまけ:感情のコントロールの仕方


個人を理解するときに

我々は怒りは他人が起こしていると錯覚することが

ありますが、実際は自分が起こしているものです。


ん?どういうこと?


人が嫌なことを私にするから、他人のせいで私は

嫌な思いをしている。と思う人がほとんどです。


心理学でいうとそれは違います。


行動が起きるときわかりやすく書くと次のフローになります。

1.出来事 

2.考え方・信念に照らし受け止める

3.感情が起きる・行動が起きる


例えばこんな考えもあります。

1.出来事:雨が降った

2.考え方:雨が好きじゃない

3.感情・行動:外出したくない気分になった。外に出なかった。


その一方、

1.出来事:雨が降った

2.考え方:駅前のスーパーで行われる雨の日50%セールがうれしい。

3.感情・行動:外出したい気分になった。外出した。


同じ出来事でも、考え方が違うだけで、

感情や行動は全く逆になります。

今イライラしている人。嫌いな人がいる人。


もしかしたら、自分の信念や考え方をより深く理解し、

客観的に対応できると何かが変わるかもしれません。

苦手なお客にあった美容師さんぜひあなたの考え方が

苦手だという感情を起こしています。

そこをじっくり見極めてください。きっと楽になります。

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美容室経営者と一緒に悩み考えます。

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