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3月12日 創業記念日

今日3月12日は本当に暖かく私の住んでいる浜松市では24度まで気温が上がっています。
そして今、気がついたのですが、3月12日は私が起業した記念日になります。
特にお祝いの予定はないのですが 笑

2008年3月12日に起業しましたので、丸14年になります。最初は個人事業で途中から法人にしたのですが、それでも10年続く会社が6.3%と言われる中で、よく続いていると思います。これもひとえに顧客サロンの皆様、全国の理美容学校の関係者の皆様、関わってくださるディーラー、メーカーさんたち、そして社員さんや制作チームの皆さんのおかげと心より感謝申し上げます。

今回の放送は前回の続きで私が経営する株式会社ビューティープロの経営理念についてお話しさせていただきたくと告知をさせていただいていたので、
創業記念日の今日、理念についてお話しするとはグッドタイミングだと思いました。

私は、14年前の起業前はリクルートの求人広告の営業マンをやっておりました。美容室のお客様が多く、とらばーゆやリクナビやタウンワーク、フロムAなど様々なリクルートメディアで求人広告を扱っていました。
当時から人材不足や離職の多さが問題になっていましたので、そういった美容業界の問題を解決する会社を作ろうと思いました。
経営理念はその頃から変わっていません。

まず、経営理念は「美容業界の社会的地位向上、人材が集まり育ち長く活躍できる美容業界作りに貢献する」という理念です。

社会的地位向上に貢献、といういうと難しく聞こえますが、
子供たち、中学生、高校生が「美容師になりたい」と言った時に
「良い仕事だね!」と周囲の大人や先生たちから応援される業界にするということです。

創業当時からすると働く環境としては美容業界、本当に良くなりました。

当時は社会保険に入るサロンもほとんどなく、長時間労働、夜遅くまでの練習、低賃金が普通の状況でした。初任給も15万くらいが平均だったのではないでしょうか?

しかし、2010年くらいから徐々に社会保険に入るサロンも増え、今では新卒採用をするサロンは社会保険に入っている事が当たり前になりました。働き方改革により長時間労働も見直され、美容師につきものの練習も朝や、営業時間中に行うサロンも増えました。そして週休2日制も当たり前。完全週休2日制も多いです。特に2020年のコロナ以降、営業時間を短縮するサロンも増え、普通の会社員のような時間帯に帰宅できるサロンもあります。
給料もここ数年上がり続けていて、今では大卒の初任給と変わらないレベルになりました。

しかし、それでも、美容師になる!というと「素晴らしい仕事だね」とまではなかなか行かない事が現状です。それは大人たちの間で昔の美容業界のイメージが払拭されていないことも原因です。

また、YouTubeやインスタで見る、華やかさとかおしゃれさが優先されてしまい、実際は地道な努力が必要なのに、そのギャップが広がり
せっかく美容師になっても1年以内でやめてしまう人が減る様子はありません。ネットの世界でも美容師についてのマイナスな情報がたくさん紹介されています。

そのため、「美容師になろう!」中高校生版では中高校生や先生方、親御さんたちを対象に美容業界や美容師の仕事の本当の姿を伝え、昔とは変わった事を理解していただくよう努めています。

また美容学生版では、憧れや華やかさと言った表面的ではなく、地道な努力が必要だけれど頑張りが報われる仕事、なんといっても髪を通じてお客様の人生を豊にし、感謝の言葉をいただける仕事だという本質を伝え、
地に足のついた就職活動をして、職業観や人生を考え、活躍できる美容師になるよう願いを込めて作っています。

せっかく美容師のなり手が集まっても、育たず、長く活躍できなければ、
美容業界のイメージは良くならず、社会的地位も向上しないでしょう。

「高校生のなりたい職業No.1」に美容師をしたい!と話される経営者もいらっしゃいますが、ビューティープロでも美容師になりたい若者が周囲の大人たちから応援され、将来長く活躍できるよう、美容業界の問題点を解決できるようこれからも頑張って行きます!!

また、音声メディアスタンドFMでもお話ししまたので
聴いてください♪



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