求人活動の変遷
こんにちは!
ビューティープロのユーミンです!
ビューティープロが理美容業界の求人というところに関わり間も無く14年。この14年間、求人を取り巻く環境がどのように変化したか書きたいと思います。
創業した時は2008年でした。
2008年の3月12日に起業し、その年の9月にリーマンショックが起き経済が大打撃を受けました。私は起業前に名古屋でリクルート求人広告の営業マンをしていたのですが、
その余波で求人する企業が激減し求人広告を出す会社も比例して激減。
その結果、求人広告会社も業績を落とし大リストラを行ったという事態になりました。
私は個人で小さく起業しましたので影響はありませんでしたが、起業前に働いていた会社も大きく打撃を受けたようでした。それから12年、干支が一巡し、今度は新型コロナウイルス感染拡大という未曾有の事態が起きました。ちょうどその期間、2008年から2020年までまとめた図がありますので紹介したいと思います。(私の原案を美容業界誌ネクストリーダーがまとめ掲載していただいた図になります)
2008年はリーマンショックとともに労働基準法の改正がありました。
当時、社会保険に入るサロンは少なく、低賃金、長時間労働は理美容業界にとってある意味黙認されていた状態でした。しかし、ルーズだった理美容室の労働環境にもメスが入り、社会保険に加入サロンもこの頃から徐々に増えて行ったと思われます。また2005年をピークに美容学生の人数が急激に減り始めその減少傾向が2010年頃まで続きました。このまま減り続けては大変な事になるといった危機感が一気に労働環境の改善に向かったと思われます。ちなみに美容学生の人数は2011年から現在まで横ばい状態です。2011年ごろから日本は人口減少に突入し、18歳人口も減り続けていますがその割りに横ばいという事は良い状態ではないかと思います。(下の図参照 2019年以降も横ばいです)
求人活動のやり方に大きく影響を与えたポイントは2015年。
SNS社会となりインスタグラムが始まり、インスタを学生の側はサロン選びに、
サロンの側は求人活動に使うようになり、大きく変わりました。それ以降、SNSが私たちの生活に大きく入り込んでいるのは周知の事実です。2020年のコロナ禍でそれにオンライン就活が加わり、zoomなどを用いたサロン選び、求人活動が始まり、2021年10月現在、すっかり浸透しています。
SNSやオンラインのおかげで学生が簡単にサロンにアクセスできるようになった利便性の一方、サロン選びと現実のギャップが広がるというデメリットも起こりました。そして、それを埋めるために学生とサロンが対話できる「ガイダンス」が大規模、小規模含め、特に首都圏に置いて頻繁に開催されるようになりました。上の図にも書いてありますが、オンラインとオフラインの組み合わせがサロン選び、求人活動のスタンダードになっていきました。
上の図は2020年9月にまとめたものですので、2021年について書かれていませんが、
2021年以降はコロナがおさまったとしても、この傾向が続いていく事でしょう。
ビューティープロでは就職に関する冊子を発行しておりますが、
コロナ以降、zoomでの打ち合わせ、取材が当たり前の事になりました。
理美容業界は超アナログな業界でしたので、訪問、対面が当たり前という価値観だったのが
強制的に変わらざるを得なかった結果、ずいぶん理美容業界の世界も変化したと思います。
今回のブログでは求人活動の変遷について事実と検証を書かせていただきました。
それに対するビューティープロとしての、サロン選び、求人活動のアドバイスなども今後書いて行きたいと思います。
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