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【Final Cut Pro】おすすめのファイル管理

2つの保存スタイル

FinalCutProでは大きく2つの保存スタイルがあります。一つは、元データをFinalCutProライブラリ内に保存して編集していく場合。もう一つは元データはライブラリに移さず、編集中は元データと連動しながら作業を進める場合です。

⑴元データをFinalCutProライブラリ内に保存して編集していく場合

こちらは、データがライブラリ中にすべて移されているのでデータを見失いにくく、いつの間にかファイル無くて困るといった状況を予防できます。しかしデメリットは、元データの容量そのものが常に複製されていくので、データの蓄積が数倍に膨れ上がります。また元データの容量が大きい場合やPCのスペックが低い場合、複製に時間がかかりスムーズに編集が進まない場合もあります。

⑵元データはライブラリに移さず、編集中は元データと連動しながら作業を進める場合

こちらは先ほどのデータ蓄積の問題や、編集中の効率性の問題などを回避できます。しかし、元データはライブラリに保存されないので常に元のフォルダがどこにあるかを把握しておく必要があります。途中で編集を終えて再度続きを始める場合、元データのフォルダが別の場所に移動していると、このような表示となり編集を再開することができません。

ファイルの内容確認方法

ライブラリアイコンを2本指でタップします(もしくは右クリック)。
でてきた表示内の”パッケージ内容を表示”を選択します。
するとライブラリ内に何が保存されているかを確認することができます。

この流れでファイルを選択していくと"Original Media"というフォルダに行き着きます。先程説明したFinalCutPro内の環境設定でファイルを"ライブラリストレージの場所にコピー"を選択している場合はこのOriginal Media内に複製されたファイルが蓄積されていきます。

おすすめのファイル管理

以上説明したFinalCutProのファイル管理の特徴を通して、おすすめ保存管理方法は、
①FinalCutProの環境設定は"ファイルをそのままにする"を選択しておく
②動画制作前に元データは一つのフォルダに整理しておく
③新しくライブラリを立ち上げたら、保存先を元データと同じ場所に保存しておく


④ライブラリを立ち上げた後、動画を読み込む際は作成した"元の動画データ"から読み込む
⑤外付けHD(ハードディスク)に移動する場合はこの2つを含むフォルダごと移動して管理する。


①〜⑤の流れが、PCの圧迫を最小限に抑えファイルを見失いにくい方法かと思います。
以上、参考になればと思います。

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