出張読み聞かせ(大津市立上田上小学校)2023.10.27
5月に弊社HPを通して、『発酵について学びを深めたい』とお声がけをいただき、読み聞かせとして伺ったのは大津市立上田上小学校。
来年の2024年11月に、創立150周年を迎えるそうです。
上田上小学校は、年間を通じて、自然体験や地元の方たちとの交流も盛んに行っておられ、子どもたちの豊かな学びを目指しておられます。
また、学校では校歌のほか、「郷歌(きょうか)」と呼ばれる在郷唄もあるそうで、地域のご先祖様たちが自然と寄り添い、繋がりを大切にしてきたことが、今も大切に引き継がれているように感じました。
今回読み聞かせとして伺ったのは、4年生。
4年生は、菜の花漬け体験を1学期に行なっておられたそうです。
4月に漬けて、半年間醗酵させた菜の花漬けのパックに詰めを農工房で体験。
大事な作業も取りこぼすことなく、体験されています。
さて、この日は
・食育絵本「菌たろう」の読み聞かせ
読み聞かせをしながら発酵のお話も添えました。
・お米ちゃん探しゲーム
・菌たろうクイズ
小学生でも分かりやすい内容で楽しくお伝えしました。
最後に質疑応答時間を設けました。
「甘酒は体にいいの?牛乳は?」
「どうして市販のお茶は腐らないの?」
赤ちゃんが100%だったとすると、人は歳を重ねるごとに腸内に棲むビフィズス菌が減少していくお話をした時も、
「じゃあ、発酵食を食べていればお年寄りも安心だね!」と。
これは体験を通して生まれる疑問や考察なのだと思います。
クイズの正解率もほぼパーフェクト!
発酵を暮らしに取り入れておられるご家庭もお見受けしました。
後半は、難しい内容も織り交ぜましたが
しっかりと聞いてくださっていました。
帰りに、「記念に」と、先生が持たせてくださった菜の花漬け。
上田上小学校では、加工だけではなく種まきから、花の刈り取り、種を残して次の学年に引き渡すことも行事でされているそうです。
お店で商品を手に取る時、農家さんや、加工業者さんなど、さまざまな手を加えられている、その背景を知ることができる素晴らしいカリキュラムだと思いました。
菜の花漬けといっても、この深みのある黄金(こがね)色をした「黄金(おうごん)漬け」と呼ばれる、この上田上地区でしか味わえない独自の菜の花漬け。
「畑の鮒鮨」とも呼ばれる独特の風味が特徴なのだそうです。
なるほど〜!と。
後日、「これは癖になる味。」とスタッフと美味しくいただきました。ありがとうございました。
<お知らせ>
現在、企業組合ビュースパイアでは、食育活動として読み聞かせやご希望に応じて食育カリキュラムを行なっています。
今年開催分は受付を終了しておりますので、来年3月以降の開催にて受付させていただけたらと存じます。
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