訳をつけてみよう その2:I AM YOU
訳詞を勝手につけるシリーズ第二弾。今回は布施さんが1980年に出されたシングル"I AM YOU"です。布施さんファン仲間の方からのリクエストにより訳してみました。
ただ実は私、この曲をまだ聴いたことがない!EPは持っているのに、レコードプレーヤーがない。
なのでEPの歌詞カードだけを頼りにしています。レコードプレーヤーを年末入手予定なので、買ってちゃんと曲を聴いたら、少し直すかもしれません。
ちなみにやや直訳気味に訳しています。訳詞に合わせて歌う想定にはしてませんので、悪しからず。
背景
1980年8月25日リリースのシングル。作詞が当時の奥様のオリビア・ハッセーさん、作曲を布施さんが担当。訳を見ていただくと分かると思いますが、オリビアさんの布施さんへの想いが溢れた歌詞です。(ちなみにB面は布施さん作詞作曲の DOMO DOMO DOMOでした。)
なお、リリース日に夜のヒットスタジオの放映があったようで、そこでこの"I AM YOU"を歌われたみたいです。(残念ながら映像は確認できていませんが)
ちなみに布施さんはこの直後、8月27日に日比谷野外音楽堂にて出発コンサート(アメリカへ出発する、という意味での「出発」だったようです)を行い、9月9日に渡米。その後はアメリカでの生活を拠点としつつ、時々日本にお仕事に来る生活を当面続けられています。
色々調べると、1980年2月に結婚されたオリビアさんと布施さんは一時日本で生活することを試みますが、生活環境や仕事面のことからやはりアメリカに移られることになった模様です。
歌詞と訳
I AM YOU
作詩 Olivia H. Fuse 作曲 布施明 編曲 高島政晴
(訳詞は本記事筆者による)
I am you
You are me
That makes us free to be
What lies beneath the sky above the sea
私はあなた
あなたは私
だから私たちは
空の下、海の上にあるこの世界で自由でいられる
Whatever lies behind those eyes of love
Can’t you see that I am you
And you are me
‘Cause we are meant to be
愛の眼差しの奥に何があったとしても
私はあなたで
あなたは私なの、分かるでしょう
だってそういう運命だから
Tears from your eyes
I feel to ーThey make me cry
They make me cry
あなたの目から溢れる涙
それを見ると私まで泣いてしまう
私まで泣けてきてしまう
When you feel alone
Call me I’m your home
If you’re in despair
You knowーI’m always there
孤独と感じるときは
私に連絡して、私があなたの家だから
もしあなたが絶望にさいなまれるときも
私は必ずそばにいるから
If you simply want a lover or a friend
You know I will be here till the end
ーWithout you I would die
So please don’t ask me why
ちょっと恋人や友人が欲しいなら
私がいるわ、最後まで
あなたなしでは私は死んでしまう
だから理由など聞かないで
Your love is so sincere
I’m alive when you are near
When you are here
あなたの愛はとても誠実で
あなたがそばにいる時私は生きてるって感じるの
あなたがここにいる時
Whatever lies behind those eyes of love
Can’t you see that I am you
And you are me
‘Cause we are meant to be
If you should ever go
What I’d do I just don’t know
I just don’t know
愛の眼差しの奥に何があったとしても
私はあなたで
あなたは私なの、分かるでしょう
だってそういう運命だから
もしあなたがどこかへ行かなくてはならなくなったら
私はどうすればいいかしら、分からない
分からない
感想
さらっと目を通してラブラブ、な感じの曲か〜と思ったらよくよく読んで訳してみると結構深いところからの愛(重いとも言える)を感じる歌詞でした。この後のオリビアさんと布施さんのことを考えると、布施さんが日本にいる時間が長くなってなかなか会えなくなったオリビアさんの寂しさを想像してしまい、切なくなる…。
"Song For The Young"もそうでしたが、シンプルな言葉選びながらしっかりと想いを入れ込めるところがオリビアさんの歌詞の特徴のような気がしました。
それでは今回はこの辺で。ご指摘、ご意見、ご感想があればぜひいただければ幸いです。
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