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映画を見るのが苦手

私は地方の美術大学に通っているのだが1つずっと悩んでいることがある。それは映画館で映画を見るのが苦手なこと。

私は小さい頃からアニメを見ることが大好きで休みの日は1日で2クールアニメを観きってしまうほどだ。そんな私だがどうも映画は苦手。特に映画館で観る映画は特に。その理由を少し分析していこうと思う。

1.感受性が強すぎる

これは気質の問題にして1番の原因。映画の醍醐味というと物語の展開にハラハラドキドキする、展開がわからないのが面白いなどというもがあるが私はこれがダメなのだ。私は映画や物語にのめり込みすぎて客観的にみるというのができないのだ。だから登場人物が悲しんだり喜んだりとか感情の起伏に疲れてしまう。展開がわからないからずっとドキドキするのにも疲れる。2時間の映画が終わった時には席でぐったりしているか、しばらくインターバルを取らないと次のことができない。感受性強すぎる問題は現実でも影響があって、

・誰かが怒られていると自分まで怒られているような気分になる

・虐待とか性犯罪のニュースが流れるとひどく落ち込む

とか自分に起こった出来事でないのに自分に重ねてひどく落ち込んだり鬱になってしまう。こういう体験がある人は私と似た気質を持っていると思う。あと感情をかき乱されるのが怖いのでネタバレも全然OKなタイプ。

2.映画館は逃げられない

当たり前だが映画館で映画をみるとNetflixやAmazonプライム・ビデオのように一時停止などができない。ノンストップで物語が流れるのだ。ちょっと自分の気持ちを整理して客観視したくても一時停止ができないのでアワアワ〜と物語に引っ張られて疲れてしまう。逆に私がアニメ大好きな理由は多分ここにある。

・アニメはOPとEDが毎回あるのでそれがインターバルになっている(スキップする行為)

・次回予告があるので、次回はこういう感じか!よしおっけーっと心の準備ができる

・一時停止やスキップができるので自分のペースで理解しながらみれる

3.画面も音もでかい

最近だとT-LEX上映や4D上映など迫力を求めた映画館も増えてきているが、大きい画面とサウンドはより物語にのめり込んでしまうので疲れて映画酔いしてしまう。テレビやスマホ、iPadなどは自分より小さいデバイスの中で登場人物たちが動いているため疲れないし、現実との区別がちゃんとつく。音も自分でコントロールできるのが良い。

まとめ

「君好きな音楽と映画は〜?」

これは美大生あるあるなんだろうか..クリエイター同士が初めて会った時に打ち解けるための決まり文句のようなものだ。よく大学の授業なんかでも「はやりの映画は見に行くべし」などとよく言われる。だけど映画観るのが苦手な美大生もいるってワケ。

映画を観たすぐあとは疲れてぐったりしてしまうけど、時間をおくと物語の考察をしたり他の人の考察を読んだりしてとても楽しい。物語を消化して自分なりの解釈や考えを持つ時間はとても好きだ。

ふらっと映画に観にいこう〜というよりはガッツリ予習して精神的ダメージを受けないようにしている。以前友人に誘われてなんとなく観に行った「ミッド・サマー」で一週間立ち直れなくなってしまった。でもこの映画から得た考え方や表現は大きかった。映画や物語から得られる知見は多いので色々と吸収したいと思いつつ、のんびりとやっていこうと思う。

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