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東大生が教える「勉強に役立つ心理学」【勉強を頑張るテクニック3選】

勉強を頑張れない、あるいは、頑張っても身に付かないという人もいるかもしれません。ですが、安心してください。人間は皆、ある程度間違えるようにできています。限られた情報から、概ね正しい判断ができれば良しとしたのです。実は、東大生であれ誰であれ、人間の脳は穴だらけです。なので、心理学が明らかにした脳の穴を理解し、逆にそれを使いこなせれば、知らず知らずのうちに穴にはまってしまう人に大きく差をつけることができます。

今回は、勉強を頑張るのに役立つ心理学をお伝えします。

アンカリング効果

一つ目は、アンカリング効果です。これは人間は基準からの差で判断するということです。たとえば、ただ「500円」と表示されるよりも「通常1000円のところを500円」と表示される方がお得に感じます。

アンカリング効果があるから、目標を立てることが効果を発揮するのです。目標を立てるとそれが基準になり、自然と目標との差を意識するようになります。目標は点数など数字で設定することで、差を認識しやすくなります。ただし、実現不可能な目標は基準として機能しないので、現実的な目標を立てるようにしましょう。

現在バイアス

二つ目は、現在バイアスです。これは人間は未来の利益よりも現在の利益を重視するということです。現在バイアスがあるために、数か月後や数年後に合格することの利益よりも、今遊ぶことの利益の方が大きく感じてしまうことがあるのです。

なので、長期目標だけでなく、短期目標を立てる必要があります。たとえば東大受験生なら、冬に二次試験の合格点を取れるようにする、そのために秋に共通テストの合格点を取れるようにする、そのために夏に出題範囲を学び終える、そのために今日英語の問題集を10ページ進める、というように、最終的な目標から逆算して、すぐに結果のわかる短期目標を立てると良いでしょう。

同調

三つ目は、同調です。ある実験によると、線の長さを比べるという、間違えようのない問題でも、他の参加者が全員間違った回答をすると、3人に1人が同じように間違えてしまうと言われています。

そのため、勉強熱心な友達を作ることが重要です。勉強しないといけないとわかってはいても、周りが勉強していないと、同調してしまう可能性があるので、注意が必要です。

いかがでしたか。次回は、知識を覚えるのに役立つ心理学をお伝えします。そちらも、ぜひご覧ください。

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