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Bearwear 楽曲解説/歌詞対訳

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Kouによる楽曲解説とKazmaによる歌詞対訳&解説 Bearwearの楽曲を掘り下げていく
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ジャンクスリーパー

Junk Sleeperジャンクスリープ◆テレビゲームで夜更かししたり、テレビを付けっぱなしで寝たり、枕元に携帯電話を置いて寝たりすることによる、意識はないが熟睡できていない睡眠。ジャンクフードのもじり。 ここ数年、昼夜逆転に悩まされている。心当たりは大いにある。布団に入ってからもスマホでひたすら携帯を見つめてSNSを行ったり来たり、NETFLIXで映画を見たり、人と連絡とったり。布団に入るまでは眠かったはずなのに気づけば陽がのぼってる。布団に入ってからが1日で一番脳が覚醒

アルバム全曲歌詞和訳 『:LIVING IN THE ECHO CHAMBER』

Bearwearの2nd Mini Album 『:LIVING IN THE ECHO CHAMBER』がリリースから1年経ちました。CDでは販売しつつも、これまでストリーミングでは前後半を3曲づつの2枚のシングルEPとしてしか配信してなかったので、今回改めてCDと同じ6曲をまとめて配信開始しました。 1年を振り返ってメンバー2人のコメントと全曲の歌詞と和訳を公開します。 ・メンバーコメント 1年前の3月29日にBearwearの2nd Mini Album 『:LIV

楽曲解説/歌詞和訳#4 『May』

作詞のKazmaと作曲のKou二人による、セルフライナーノーツ的なBearwear楽曲解説第4回。 今回は2018年10月にリリースした僕らの1st Mini Album『DREAMING IN.』の最後の曲である『May』。リリースしてからだいぶ経ちましたが、タイトル通り5月の歌なので今このタイミングで歌詞を公開します。 歌詞対訳May Still keep writing these sad songs My words going back and forth L

Decay | オーストラリア森林火災チャリティシングルを配信開始しました

ステートメントオーストラリア森林火災被害復興支援 未配信曲であった"Decay"をBandcamp限定で公開しました。 https://bearwear.bandcamp.com/track/decay 購入者がダウンロードする際に自由に楽曲の値段を決められる投げ銭システムです。微力ながら、長期的な森林火災に見舞われているオーストラリアを支援するために、この楽曲"Decay"の売り上げは全額、山火事の被災者を支援するオーストラリアの赤十字社へ寄付いたします。 Tame

楽曲解説/歌詞和訳#3 『e.g.』

作詞のKazmaと作曲のKou二人による、セルフライナーノーツ的なBearwear楽曲解説第三回。 今回は、僕らが初めて公開したMV作品であり、Bearwearの代表曲となった『e.g.』を紐解いていきます 楽曲解説 1作目のMV曲にして、エモ/ハードコアとドリームポップ/シューゲイザーの要素を五分五分に含んだ「ゲイズコア」な楽曲。 デモ時の仮タイトルは「エモゲイズ」。本タイトルの「e.g.」は、「エモゲイズ」をそのまま省略したものです。New Found Glory

楽曲解説/歌詞和訳#2 『Break』

作詞のKazmaと作曲のKou二人による、セルフライナーノーツ的な楽曲解説第二回。 今回は奈良のARSKNと東京のSUPER SHANGHAI BANDとの3WAYスプリットシングル『NEO GARAGE SESSION』収録の、『Break』を紐解いていきます。 楽曲解説ライブアンセム、Break。 南半球最大のメガシティ、ブラジルはサンパウロ出身のオルタナティブロック/シューゲイザーバンド『Kid Foguate』を聴いた時に得た、広大な都市風景を想わせるインスピ

楽曲解説/歌詞対訳#1 『I'll Take You Anywhere』

令和にもなり、心機一転新たな試みということでBearwearのメンバーが様々なことを発信する場としてnoteを開設しました。 まずは作詞のKazmaと作曲のKou二人によるセルフライナーノーツ的な楽曲解説第一弾。 ミニアルバム『DREAMING IN.』収録、Track.1の『(intro)』から始まるアルバム1曲目の『I'll Take You Anywhere』を紐解いていきます。 楽曲解説1曲目はチル&ポップな、『I’ll Take You Anywhere

楽曲解説#0 『何を抱え曲を書くのか』

自分たちで自分たちの楽曲を紐解く、セルフライナーノーツ記事をこれから連載するにあたって、全楽曲に共通するBearwearトラックの本質的な部分について、作曲/ベースのKouが記しました。 Bearwearで表現したこと今回新たに始めるBearwear楽曲解説が、自分がどのような思想の元で楽曲を作っていたかを改めて考える機会となりました。 Bearwearの音楽が、何に抗い、何を表現しているのかを。 話は2017年1月にリリースしたBearwearの1作目『Letters