見出し画像

機能美・様式美・装飾美すべてデザイン

UXデザイナーのPGO17です。

今回は「デザインについて考えてみた」をお送りします。
タイトルにある通りなんですが、みんなが思うデザインってどういうこと?
と周りに聞くと、クリエイティブ=アート。大体が装飾美、つまりアート、デザインであると返ってくる。

wikiには。

”審美性を根源にもつ計画的行為の全般を指すものである。意匠。設計。創意工夫。英語のdesignには本項の意味より幅広く、日本語ではデザインと呼ばない設計全般を含む。”

なるほど。designは広義に渡っていると。
最近ではデザイン経営という言葉も耳にするようになりましたねー

特許庁では。

”「デザイン経営」とは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法です。その本質は、人(ユーザー)を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すことです。”

これに関してはクリエイティブ・感性を経営にいれていくということでしょうか。トータルでUXをそろえていくという意味合いで、人間中心の体験設計をしていくということかなと思います。

WEBで考えてみると?

「機能美」を作る→「様式美」としてどうか検討する→「装飾美」を施す
このプロセスは「IA→WF→デザイン」という流れと同じだと考えます。
本来の手順で考えると当たり前のことで裏では、戦略意図、設計意図が見え隠れするものができて、それを装飾で隠すという形かな。

どれをとっても戦略・設計が顧客を起点として逆から作られていくようにしないとならない。
逆から作っていくと当然、機能美・様式美・装飾美を社外だけでなく社内も作っていく。
そしてブランドを作っていくというプロセスのいたるところでデザイナーにつながっていく。
IAデザイナー、WFデザイナー、プロセスデザイナーなどなど様々なデザイナーが存在し、すべての向き合いの顧客(社内の人も含め)にたいして課題解決を提起・提案し解決していく。
全体のプロセス自体がデザイン経営でつまりはすべてがデザインである。
そうこの作業は壮大なUXなのだ。

今後の予想

より一層デザイン思考、デザイン経営などといった言葉があふれる形になるでしょう。一般化されて当たり前となったところからどのように進めていくのかがより重要になってくる。

大企業や余裕のある企業が先に取り組んで事例ができてから経営デザイン部(今でいう経営企画部)のようなものが出来上がって、そこに佐藤可士和さんのようなデザイナーがアサインされてディレクターとして立つなんてこともでてくるでしょう。

そうなってくると広義のデザイナーとなり、コンセプトワークやブランディングしている方がデザイナーとして立ち上がってくる。
元々あった職業に新しい名前がついて別のものと認識され、新しい職業のように見える。
そういう講座が増え、なんちゃっての人も大量に生まれるという時代がきそうだ。

なんちゃってと言われないように、しっかりと学びと実践を繰り返し成長していきたい。

現場からは以上です。

サポートいただきました資金は書籍購入・情報収集に使わせていただきます。 皆様の幸運・幸福をお祈りしております。