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中国でVPNが必要なのはなぜ?

中国のネット事情に詳しい方なら誰もが知っている「金盾」、別名「グレート・ファイアウォール」。インターネット空間で万里の長城のような役割を果たし、中国国内と外国との通信を制限する国家規模のファイアウォールです。


そもそもファイアウォールとは?

会社や学校のネットワーク内でブラウザーを使っているとき、普段自宅や個人のスマホからならアクセスできるサイトが見られなかったという経験があるかも知れません。そうです、ファイアウォールはWAN側からLANに対する不正な侵入を遮断する役目だけでなく、LAN側からWANへの望まない通信(仕事に関係のないサイトなどへのアクセス)を遮断する役目もあるのです。中国のグレート・ファイアウォールは後者の役目を国家規模に拡張したものと言えるでしょう。

中国で制限されるサービス

一般的に制限されるのはTwitterやLINE、YoutubeやGmailといった言論の自由を保障するサービスやプラットフォームです。外国人が中国に行った際、数日間の旅行ならまだしも、仕事や留学で何か月も滞在する場合、自国で慣れ親しんだサービスを使えないのは中々辛いものがあります。そのような場面で活躍するのがVPNです。VPNを使うとグレート・ファイアウォールをすり抜けて外国のサービスが使えるようになります。

従来のVPNの問題点

VPNには色々な種類があります。OpenVPN、IKEv2、L2TP、SSTP、PPTP、OpenConnect、Shadowsocks等、皆さんもどれか一つは使ったことがあるかも知れません。それぞれメリット・デメリットがあるようですが、どのVPNにも共通する問題点があります。それは金盾に検知されやすいことです。どんなに高速で便利なVPNでも、金盾に検知され通信を遮断させられれば元も子もありません。残念なことに上に挙げたVPNはどれも通信パケットに特徴があるため、金盾に検知されやすいことで知られています。

次回

ではなぜ、えだまめVPNが採用しているTrojan-GFWは規制に強いのでしょうか?次回に続きます。

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えだまめVPNについて詳しくはこちらをご覧ください。万一中国等からアクセスしにくい場合はミラーサイトをご覧ください。
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