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燕のものづくりを体験して

新潟県の県央地域にある燕(つばめ)市。
ものづくりが盛んな市。特に金属産業。

その燕には、1枚の銅の板を叩いて起こして、
模様を入れて、やかんや花瓶などにする
鎚起銅器(ついきどうき)という技術がある。

その鎚起銅器を作る過程で、
今日体験したのが、鎚目(つちめ)入れ

かなづちの真ん中で、トントンと
表面を叩いて模様を入れることのことを指す。


なぜ鎚目を入れるんだろう?

それは金属の中でも柔らかい性質がある銅を
加工すると固くなって変形を防ぐためなんだって。

みんな模様は様々で、いろんなパターンで
叩きながら描いていける。



1つ注意点として、
飲み口に近い上側はあまり鎚目を入れないでおくのがポイント。お酒飲んだときの口当たりをよくする狙いが。

実際に叩いて打つとき。
利き腕でタンブラーを支え、手首のスナップをきかせてやるのがコツ。
手首のスナップで叩いていく中の疲れも最小限に抑える。


打ち進めて、銅器の内側に出る凹凸が表れてくる。
その凹凸は、例えばビールを入れたとき、
クリーミーに仕上がるかどうかを左右する。


銅器の中に敷いてあるのは金属の錫(すず)で、
飲み物の雑味を取ったり、お酒をまろやかにするとのこと。  


そんなこんなで進めていくと完成!

どんな形になっても味があるし、
自分が作ったからこそ愛着も湧く。
自分だけのMy鎚起銅器。

なんだか職人さんみたいになれた気分で、
その地域ならではの産業を体感しながら、
充実した時間になりました。

今回はタンブラーの鎚起銅器ですが、
他にもいろんなものづくり体験が、
燕市にある産業史料館にはあるのでぜひ!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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