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【未経験】で転職したデザイナーが考える、入社前に心得えておきたい3つのマインド

こんにちは!デザイナーのびーむです。
実はわたくし、未経験でデザイナーに転職してから今月で半年が過ぎました!

今の環境に身を置いたことで、仕事やデザインに対するマインドが良い方向に大きく変わったのですが、その際に「これは転職活動中にも意識できていたら、だいぶ強かったのでは…?」と思った内容がいくつかありました。

今回はそんなマインドを3つにまとめて紹介します。全部「当たり前」と言われれば当たり前のことではありますが、がむしゃらに進めてしまった場合には気付けない事柄でもあるので、自分自身の反省と振り返りも含めて書いていきます。

現在、未経験でデザイナーを目指している方々の参考になりましたら嬉しいです。それではどうぞ!


デザイナーになることがゴールではない

めちゃくちゃ当たり前のことですが、言葉の通りです。
未経験からデザイナーを目指す場合、ポートフォリオや履歴書・職務経歴書を作成して、企業の選考に臨むのが一般的な流れだと思います。

そこで内定をもらい、入社を決めたら就職・転職活動は終了しますが、ここで終わりではありません。
デザイナーになることは、デザイナーとして歩んでいく際の通過点でしかないなので、ここをゴールにしてしまうと、実務に入ってから

「あれっ?自分はこれからどうしたいんだっけ…?」

というように、方向性がわからなくなってしまう恐れがあります。そうならないためにも、

・そもそもなぜ「デザイナー」になりたいのか
・デザイナーになってから何をしたいのか、何を叶えたいのか
・1年後、3年後、5年後はどんなデザイナーになっていたいのか

こういったことを就職・転職活動中に意識するのがオススメです。簡単な内容ではありませんが、自分の中でしっかり考えてから言語化することで、面接でも良い印象を残せると思います。

ですが、最初にこういう気持ちを持っていても、作品をたくさん作り続けていたり、選考に応募しまくっている過程で薄れてしまう場合もあります。
特にポートフォリオの制作や選考が思うように進まないと、焦りから「早く内定をもらわなきゃ!」という気持ちになりがちです。

すると、上記のような目標を立てたにもかかわらず、いつのまにかデザイナーになること自体が目標にすり替わってしまう可能性もあるので、そんな状況こそ初心に帰るのが大切だと考えました。

最初から100点を目指そうとしない

私がデザイナーになったばかりの頃、「とにかくクオリティーが高いもの、100点のものを作るぞ〜!」という気持ちが強く、自分の中の完成度のハードルを上げまくっていました。

そんなことをしていた結果、デザインにこだわりすぎて進捗が遅れ、予定よりもかなり時間がかかってから周りに共有する形になってしまいました。

仕事として進める以上、時間期限があって無限に制作できるわけではないので、自分の取り組み方をかなり反省しました。

また、後々指摘されて気付きましたが、

自分では100点の出来だと思っていても、相手はそうだとは限らない

ということです。
100点だと思って提出したものでも、ある人から見たら80点、ある人から見たら50点というように、人によって見え方は全く違ってきます。

その事実を(遅いですが)認識してからは、時間をかけた100点ではなく、スピードを意識した70点で制作に取り組むようになりました。

そうしたことでフィードバックをいただく間隔を短縮でき、結果として最初から100点を目指そうと作っていた時よりも、デザインのクオリティーを高められたと感じます。
そして、「100点を目指さなければ」という完璧主義的な思考も弱まったので、気持ち的にもかなり楽になりました。

質にこだわるのは大切ですが、こだわりすぎてしまうとかえって逆効果になってしまうと、経験を通して学びました。

フィードバックをもらうこと=プラスなこと

実は私、自分の作ったデザインに対して色々なフィードバックをもらっても、落ち込んだり凹んだ記憶がほとんどありません。

それは私が鋼のメンタルの持ち主であるとかでは全くなく、フィードバックをもらうことを「自分では気づけなかったことに対してコメントをもらえる、プラスな機会」として捉えているのが、関係しているのかなと考えました。

こういった捉え方ができるようになったのは、高校生の頃のデッサンの授業で行われた講評会がきっかけです。
当時は自分の作品に対してコメントされることが怖くてすごく嫌でしたし、講評会の後は「私ってデッサン超下手じゃん…」といったように、毎度のごとく落ち込んでいました。

しかし、講評会で先生から指摘された部分を意識して描くと、前回よりも上達していたことに気づきました。それからは「もしかして講評会ってあんまり怖いものじゃないのか…?」と考えるようになり、他者からのフィードバックに対する恐怖がいつの間にか消えていきました。

デザインもこれと同じで、自分より経験が長い人たちに制作物を見てもらうことで、自分では見えてなかった部分を知ることができます。
それは自分一人で進めていては、なかなか気付けない事柄でもあるので、フィードバックをマイナスに捉えるのではなく、成長の機会と前向きに考えると少し楽な気持ちになれると思いました。

さいごに

デザイナーになってからまだ半年しか経過していませんが、この間で物事の捉え方や考え方が大きく変わったので、自分でも結構びっくりしています。

私は実際に業務に入ってから上記のようなことに気づきましたが、正直もっと早くこのマインドを獲得したかった…と振り返って思いました。(特にいきなり100点を目指そうとしないこととか…!)

考え方ひとつで行動が変わっていきますので、これからも自分が獲得したマインドを大切にしていきたいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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