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大石あきこ、大胆に、しなやかに

いつか「大石あきこ論」を書きたいなと思っているのですが、まだまだ観察が十分ではないという気持ちもあり、以下では現在までの中間報告的なメモとして所感をまとめておきます。

さすがに2013年の、大阪市長になった橋下徹の朝礼時に噛みついた有名な話はリアル・タイムで観ることはできなかったのですが、榎田信衛門さんのウェブ・ラジオ局 FMC にゲスト出演したときから、海外からもウェブ上で観察しやすくなったということもあり、つづいて始まったレギュラー番組『大石ちゃん自由自在(仮)』は最初からずっと欠かさず視聴してきました。

べつの記事「大石あきこ事務所の楽しい面々」でも書きましたが、大石事務所につどう異様にキャラの立った人々の面白さもあり、大石さんの候補者としての成長をひき込まれるように観察してきたわけです。

やはり、大阪都構想を太郎さんとともに阻止したときの活躍ぶりは、たんなる「市民活動家」ではなく、ひとりの「政治家」としての最初の大きな仕事だったと思います。このころは、まだまだ演説や立ち居振る舞いにも、たどたどしさはありましたが、度胸の良さは光るものがあったと思います。

衆議院選挙に入ってから、大石さんが話をするレギュラー番組に加え、大石事務所のボラの面々のなかでも前島君を中心に据えた『ミッドナイト前島』が始まると、周りの人々の証言から大石さんの姿が重層的に浮かび上がってくるようになりました。

なかでも、飲み屋街のある「十三」(じゅうそう)での街宣では、酔っ払いの冷やかし相手に、物怖じせずにユーモアを交えつつ真摯に質疑を繰り広げる姿を垣間見て、太郎さんに匹敵する、あるいはその上を行くかもしれない政治家としての器を感じるようになりました。

「ああ、やはりこの人は本物だな」と感じ入ったのは、衆議院選挙の直後に大阪で太郎さんが報告会をおこなったときに、太郎さんがどんどんマイクを大石さんに渡してしゃべらせた場面です。いつもながらの太郎さんの度量の大きさもさることながら、大石さんの堂々とした話ぶりにも、れいわ新選組が「二枚看板」をもつことになり、非常に安定感を感じさせるようになったと思います。なににも増して、お二人には相互補完的に相手のパワーを増大させる良い「シナジー」があります。

その後のメディアでの活躍ぶりの連続は、ツイッターのフォロワー数の大幅な増加やユーチューブ配信での反響の大きさからも、多くの人たちが認めるところでしょう。

世の中に少なからずある不条理な「太郎アレルギー」の原因は、安冨さんたちも言うように、「学歴差別」から来るものだと思います。太郎さんの政治家としての「天才性」をよく理解できないメディアが「奇行ばかりの変人」というイメージを刷り込もうとしてきたことも、故のない太郎アレルギーに拍車をかけたのでしょう。しかし、そうしたものが大石さんにはいっさい通用しないことは明白です。なぜか太郎さんを「生理的」に受けつけられない「優等生」の立憲支持者や共産支持者たちも、大石さんなら同じような行動をとっても許容できてしまうところを方々で観察できます。

大石さんに「口が悪い」と意見する連中は、大石さんの政治家としての本質と潜在力をまったく理解できてないのだと思います。考えてみてください。街宣時の酔っ払いのヤジを「おいしい」と感じられる感性、その「大胆さ」とユーモアのセンスが魅力なのであり、それを「しなやか」に表現できてしまうところが、大石さんの政治家としての類まれな能力なのだと思います。






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