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よく泣く人


こんにちは!カナダ留学生のsasaです。

今回は留学の記事から逸れたお話。「泣く」というトピックで文章を書いていこうと思います。


訳も分からず泣いてしまう

あなたは、よく泣く人だろうか。
私は頻繁に泣く人である。泣くことが好きだとか、そういうわけではないけど、とても涙もろくて、何かを見たときも、色々なことを考えて涙が止まらなくなってしまう。感情的になって涙が出てくるときもあるし、他人のミスは気にならないけど、自分のことに関してはすごく敏感で、いつも悲観的になって涙が出てくることもある。

涙が出てくる主な理由を考えてみると、

それはいつも自身の能力のことだったりする。

私は、要領が悪い人だと思う。何をするにしても非効率だし、何事も三日坊主だし、人より何倍も頑張る、「dilligence(勤勉さ)」はピカイチなのだが、成果が評価されたような経験や記憶は、あんまりない。部活でも何でも長いこと続いたような経験はないし、あったとしても、それに気づけていないのかもしれない。


小学校の頃、通知表に「関心・意欲・態度」という項目があって、そこだけは毎学期はなまるがついていた。小中高の先生には「何事にも一生懸命」というお言葉をもらって生きてきたし、何事にも真面目に取り組む生徒ではあったが、何かを分析したり、何かに自分で取り組んで、成果を出すことはあんまり得意ではなかった。その分生徒会や学級長とか、人を率先して引っ張るポジションについて、人の特徴を理解し、その人を適切なポジションに配分することには長けていたし、その人が心の中で何を考えているのだろうと、観察したりすることがシンプルに好きだった。他人が持っている複雑な感情的なものを読み取ったり、思いやったりすることは得意だったと思う。

今カナダの留学生として、ビジネスを学校で勉強しているけど、親のいう「手に職をつけろ」というのは本当にそうで、会社に入れば誰もがスキルを持っている(のだと思っている)。数字を扱う財務部で働いて生計を経てる人もいるし、独自のアイデアやセールススキルで会社を支えて食べていく人もいる。専門的なスキルを持っていない人、他者と同化しない、自分らしさを持っていない人は、会社には必要ない。涙が出て不安なのはたまに、こういった将来のキャリアに関することで、私はどうすれば採用されるかとか、どうすれば必要とされるかが分からずにいるから、なんだかわからないけど、うまくいってないと思ってしまって悲しくなってしまう。

何かを自分で行い成果を出すことは得意としない、上に立って指示だけするようなリーダーになっている気もして、たまに自分が「中身のない、空っぽな人間」なのかもしれないとも思ってしまうことがよくある。自分が何者かになる必要はないけど、自分の良いところが見つけられなくて、理解できなくて苦しくなることもある。


でも、ありがたいことにそれでも私を認めてくれる友達や、先生や兄弟や両親がいるのは確かで、何かトラブルがあったとしても、大丈夫と肩に手を置いてくれる人がいる。それはきっと当たり前なことではないし、そのような大切な存在がいるから自分は頑張れているのだと思うけど、大学を出たら、なるべく自分の足で、自分で食べていかなければいけない。自分で何事にも立ち向かう、本当の意味で「大人になること」の狭間にまさに今自分がいる気がして、学生としての人間から、一皮むけた「おとな」になることが、単純に怖いときもある。

そんな狭間の時期にふと自分が何かミスをして、他人に迷惑をかけた時。他人に迷惑をかけてはいないけど、また同じことをしてしまったとき、「あぁ私ってなんで学ばないんだろう」と、自分を咎めながら泣いたりする日もあるし、カナダでの違う文化を持った友達とうまくいかなかったりして、孤独だなぁ寂しいなぁなんて思う日もある。特に何も生まれない自己嫌悪に陥って、涙を思いっきり流して床に付く、そんなルーティンが定着化してしまっている。


私と一緒にシェアハウスをしているルームメイトも言っていた。ふと今の自分がうまくいってないと思ってしまって、なんでか分からないけれど涙が出てくる日がある。
それでも、自分自身だけでも、自分は頑張っていると思ってあげたくて、心の中で、あなたは頑張っているよと声をかけたりもするけど、その行動すらもなんだか惨めに思えてきてしまって、さらに泣いてしまう。もう、どうしようもない。笑


私は一人の方が涙が素直に出てくるから、子どもみたいに、人前で泣くようなことはしたくないと思うし、しない。人前で泣くと、相手に迷惑をかけちゃう気もするから、できない。

これを読んでくださっている方の中には、「泣くな!」と言われて育った方もいると思う。でも、本当に泣くことは悪いことなのだろうか。私は泣くことで自分の気が和らぐのを知っているから、多くて週1で泣いたりする。自分が一歩前に進めているのかといわれると、一向に成長できていない気もするけど、たいていの場合は、そんなことなんか気にする余裕もなくて、ただ泣いて、自分を解放させてあげたいと思うのだ。

わかっているんです。もう少し力を抜いて、気負いせずにやってみようとか、完璧主義から抜け出そうとか、自分の中のスタンダードを少しだけ下げれば、こんなに考え込まなくて済むのはわかっているんだけど、意外とそれが私には難しい。そんな経験がみなさんにもあって、共感してくださる方がいればうれしいです。



結局、人生は自分とのコミュニケーションだと思う。自分が何がしたくて、何をしたくないか。何が苦手で、何ができるかとか、自分の特性を理解してあげることが、一番大切なのだと思う。だから就活で自己分析は大事だと言われるし、"self-esteem"や"self-love"というコンテンツがyoutubeでは流行する訳だ。私にとっては、泣くことが、自身と向き合い、どのようにして自分を高めていくかを知るきっかけになっているのだと思う。

よちよき歩きの「こども」として生まれて、親や友達など周りの人の援助を受けながら少しずつ「おとな」に成長する。それは何歳になっても変わらないことだけど、結局自分は自分で学び、自分自身で育てていくようなものなのかもしれない。


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ここまでご拝読頂き、ありがとうございます!

わたくしSasaのnoteでは、現在カナダ留学を経験している身として

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