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救急救命士お仕事図鑑「自衛隊救命士」〜航空自衛隊編〜


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皆さんこんにちは🌞


本日は、Paramedic-Lifeプロジェクト、「救急救命士のお仕事図鑑」です👏🏻✨


今回は、航空自衛隊で勤務する女性救命士にインタビューしました!

現役航空自衛隊救命士のリアルにご注目ください🔎👁️




名前

こた

性別

年齢

27歳

保有資格

救急救命士

救急救命士を目指した理由

幼いころから現場の最前線で働く女性の姿に憧れていて、将来は警察官や消防士になりたいと思っていました。
そこで、より現場の最前線で働けるように救急救命士の道に進むことに決ました。

救急救命士歴

5年

救急救命士のメリット
(救急救命士になって良かったこと)

腐っても国家資格。路頭に迷うことがないこと。
やっぱり頼ってもらえたり感謝されるのは嬉しいし、やりがいを感じます。

救急救命士のデメリット
(救急救命士になって後悔していること)

特に後悔はないけど、看護師の資格を選んでも良かったなと思うことはたまーにあります。

資格取得までの道のり

高校卒業後に3年制の専門学校に進学して、卒業と同時に国家試験に合格しました。

出身校

東洋医療専門学校

その学校を選んだ理由

オープンキャンパスが楽しかったから。
学校の雰囲気が明るかったから。
2年制の学校と迷ったが時間をかけてじっくり学びたいと思ったから。

出身校のメリット(特色)

2年時に国外研修に行けたのが良かったです。
専門学校に行っていないと絶対経験できないことだったと思うし、アメリカは何もかもスケールが大きくて学びあり、楽しみありで最高でした!
あと学校の立地がいいと思います。
梅田もユニバも放課後行き放題で、バイトにも困らなかったです。
(学生時代にバイトいっぱい経験できたのは良かったと思う)

出身校のデメリット

消防に就職を希望する学生以外に対してのサポートが不十分であると感じることがありました。

勤務先および所属部署

 航空自衛隊 衛生隊

卒業(資格取得)から現職に就くまでの道のり

専門学校卒業後は、見識を広げ人生の選択肢を広げることを目的に10ヶ月間オーストラリアや東南アジアに滞在し、語学学校に通いました。
帰国後は、専門学校時代の先生の紹介でテーマパーク救命士として1年と少し勤務し、現職に転職しました。

現在の勤務先を選んだ理由

普通じゃ経験できないことをたくさん経験できると考えました。
お給料をもらいながら学ぶチャンスがたくさんある事に魅力を感じたし、一度公務員になればその後の転職の武器になるとも思いました。

消防職でない人は消防職を選ばなかった理由

私は活躍の場を選ばず、いろんな場所で自分の強みを活かした救命士になることを目標にしていたので、消防職ではその目標が達成できないと考えました。

現在の勤務先のメリット

国家公務員であり、社会的地位が確立されていること。
給料が安定していること。
福利厚生最強。
学ぶ機会がない事はないこと。
救急救命士の資格を持って入ると、特例で昇任できることがある。

現在の勤務先のデメリット
(不満点等)

自衛官としてのやり甲斐は勤務する基地に大きく左右されると思います。
規則、階級、伝統にガチガチに縛られていて、まだまだ時代遅れな考えや風習が蔓延っているなあと思います。
自衛隊はずっと集団生活で同じ部屋で複数人が生活します。
プライベートはゼロ。
学ぶチャンスや経験するチャンスは上司によりけり…。

雇用形態

特別国家公務員(自衛官候補生)

勤務形態

基本暦通りの勤務で8時15分から17時までが勤務時間になります。
週に1回程度当直勤務があり、職場に泊まり込む24時間勤務ですが、基本的に夜間は就寝できるため“明け”や“手当”はありません。
土日に勤務した場合は代休が発生します。

勤務内容

・医務室業務
…救急救命士は基地内の医務室に所属します。普段は、隊員の健康診断や各種検査の調整、実施したり、医務室に受診してくる隊員のカルテ作成や薬の処方を行っています。また、医務室内、救急車内の物品の調達や管理も我々で行っています。
 また、パイロットが搭乗業務ができるよう定期的な身体検査等も医務室で行います。

・各種教育業務
…救急救命士として他部隊の隊員や、各種訓練の際にBLS講習や熱中症に関する教育、止血法や、搬送法などの教育を資料作成から、講義まで行います。

・急患対応業務
…私が勤務している基地は、急患発生件数日本一(全国の航空自衛隊の基地の中で1番多い)と言われており、昼夜を問わず救急要請があれば現場まで救急車に乗って急行します。観察、問診の結果をもとに重症度・緊急度を選定し基地内の医務室か基地外の病院に搬送するかを決め、受け入れ要請から搬送までを担っています。

・各種訓練への参加
…医療人である前に自衛官であるため、訓練への参加が業務の一環となります。

現職における救命士としての将来の展望

航空自衛隊の衛生隊に配属されると、准看護師と救急救命士の資格をとるチャンスがあります。
これは、自衛官の身分のまま自衛隊内の教育機関で3年間(准看護師過程2年、救急救命士過程1年)学び、受験資格を得ます(救急救命士の資格を取ってから入隊した場合は2年間の准看護師過程のみ)。
この過程に入るにはいくつか条件がありますが、よほどのことが無ければ時間はかかれど課程に進むことができるので、救急救命士の資格を取りたい人も、救急救命士の資格を持って入隊した人も新たに資格をとるチャンスがあります。

あなたの職場で働く救命士になるには?

まずは、自衛隊採用試験に合格し、航空自衛官になる資格を得ます。入隊後、3ヶ月の教育期間があり、その間にその後どの職域で勤務するのかが決まります。
自衛隊で救急救命士として働きたい場合は、衛生隊に配属される必要があります。しかし、救急救命士の資格を持っているからといって衛生隊に配属されるとは限りません。教育隊(3ヶ月の教育期間)で実施される学力テストや適性検査によって適性があると判断される必要があります。
また、衛生隊は大変人気な職種なので適性があったからといって必ずなれるものではありません。
はっきり言って、運次第です。
自分にできることとすれば、上官に気に入られるよう努力し、教育隊でできるだけいい成績を取り続けることくらいだと思います。

最後に一言!

同じ航空自衛隊でも、基地によって勤務内容や仕事に対するやりがいなど、全く異なってくると思います。
今回はあくまでも、私自身が今現在おかれている状況からお話ししているということをご理解くださいね。
救急救命士の資格はまだまだ新しくこれからどんどん活躍の場が広がる勢いのある資格だと思います。
可能性を広げ、救命士の活躍の場が広がるよう一緒に頑張りましょう🤜🏻🤛🏻



こたさん、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました🙇🏻‍♀️

こたさんへの質問、コメント等お待ちしております!

次回はどんな救命士のリアルを知りたいですか?
コメントで教えてください!



ほなまた👋🏻

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救急救命士という職に関わる全ての方の、
色んな情報が欲しいのに・・・、もっと活躍の場を広げたい・・・、救命士として色んなことに挑戦したい・・・、そんなモヤモヤを解決するお力になれれば幸です。

救急救命士はまだまだ歴史の浅い資格です。
今後どんどん活躍の場を広げていくことでしょう。
可能性は無限大だ!!

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