『滞在型地域課題解決プロジェクト』に挑戦する仲間の募集説明会を開催しました!
ビーコーズ × 青森県上北地域県民局
この記事では、2023年7月8日に行った滞在型地域課題解決プロジェクト『横から交差点』の参加者募集説明会についてお話させて頂きます。
目的
今回このプロジェクトに興味がある方を始め、協力していただく事業者(サポーター、アドバイザー)の方々を含めた地域の方々、地域の学校関係者への説明を行い、理解していただくと共に、参加を考えている方へはプロジェクトの内容と関係者の紹介をすることで参加へのハードルを下げたいという意図もあり説明会を開催させていただきました。
また、プロジェクトへのイメージをさらに膨らませること、若い世代が地域で活動することへの興味を奮起するきっかけになって欲しいという想いで、地域課題に興味を持ち積極的に活動している大学生をゲストに迎え、お話を伺いながら学校の外で活動することの大切さや気付きについてお話を伺いました。
内容としては以下の通りです。
説明会ではプロジェクトのコンセプトや想い、目指すもの、具体的な進め方などを説明を中心にお話しさせていただき、実際に地域に関わる活動をしている大学生の女川茉菜さんをゲストとしてお招きして、活動内容の紹介と活動したことによる生の声を聞いたり、対話を通して理解を深められる構成にしています。
挑戦する2つの地域課題プロジェクト
1つの事業に1人、支えてくださる専任サポーターを付けて進行していきます。サポーターとして深くこのプロジェクトに関わってくださる2人の紹介と説明会の際に話して下さった想いも書いてありますので見てみるとプロジェクトのまた違った見方が得られるかもしれません。
空き家を活用して朝まで語りあかせる サードプレイスを計画しよう!
滞在期間を通して十和田にある空き家をプランナーの方とどのように活用していくのか企画し実行を目指すプロジェクト。地域活動に興味を持つ人々やなにかやりたい方が対話し、アイデアを形にできる場を理想と設定しました。
どんな課題感から生まれたのか?
年々地域活動に興味を持つ方や地域に関わりしろを持つ関係人口が増加している。それにより地域課題への触れる機会が増え、地域活動につなげる仕組みや機会も増加している。しかし、話し合いの場などにおいて意見や熱量を発散できずに終わるケースが多く、それは場所や時間の制約によりよるものが1つの原因と考える。
そのため、地域活動を志す人たちや、関係人口として地域に関わりしろ持ちたい人たちが気軽に対話し、滞在可能で圧倒的に発散することをできるサードプレイスを街のど真ん中につくりたい。
課題感に対して目指す場所
十和田市に住む方からアクセスの良い中心街に残存する空き家を活用して場所や時間の制限がなく活動できる場所にする。
地域の若者が自らが主体的に活動することを促し地域の課題に対して自発的にアイデアを出し合い、実現に向けた取り組みを行える環境をつくりたい。
専任サポーター
毎年、空き家を活用し事業を展開されたいという方から依頼を受けることが多いので、その知識を活用することで、プランナーの皆をサポートすることができたらと考えてます。空き家が有効活用され、地域に貢献する施設となることを常に考えていると同時に、今回は地域問題に対応するための施策として、解決に向けて取り組んでいきたいです。
大人の社会塾をつくる!子どもの選択肢を広めるために大人が社会を学ぶカリキュラムを立案しよう!
子どもたちの視野を広げるため、大人が社会の多様な選択肢や働き方を学べる場づくりを目指します。子供との時間が長い地域の教員や大人が、地域社会の活動や職種に触れられることによって、子どもたちに新たな可能性を提供できる仕組みを構築することを目的としたプロジェクトです。
どんな課題感から生まれたのか?
子供は大人から多くのことを学び、学んだことの中から将来設計をしていきいます。子供の成長過程で子供と関わる時間が多いのは担当教員と両親に限られており、その大人が地域社会における活動や自分と異なる業界や職種を知らない場合、これから成長していく子どもたちの将来の選択肢に大きくリスクがあると考えました。
課題感に対して目指す場所
子どもに一番近く接点があり影響力が大きい教員や大人がいまこそ社会を学び、選択肢として提示できる環境が必要になっている。
地域の教員や大人の方が地域社会の活動・業界職種を学べ、さらに地域活動や地域企業と接点・関係をもつことで更に深掘ることも可能な大人の社会塾をつくりたい。
社会塾という仕組みをつくり 様々な働き方・職種・生き方がある中で大人もそれらを学びながら子どもの将来を考え伴走していける地域にする。
専任サポーター
塾で勉強だけでなく、社会に出る上で必要な様々なことも学べる学生団体を作り、地域の人たちと交流機会を持っています。今回の大人の社会塾でも、大人が子供にアドバイスをする上で重要な経験を共有しています。日本は海外に比べて社会に出てから学ぶ機会が少ないため、大人たちが地域の子どもたちと一緒に学び成長していければと思っています。
地域活動に参加した学生の事例紹介
今回地域の問題に関心を持ち、多岐にわたる活動を実際にされている大学生の女川茉奈さんからお話を伺いました。
活動概要
1. 企業課題に取り組むインターンシップ
公式インスタグラムの投稿
デザインスクールの教材作成
公式ブログの更新
シェアオフィスメンバーのSNSアカウントデザイン
2. イベント運営、パンフレット制作補助
先輩社会人に人生の選択(就職や結婚など)を講義としてお聞きして自分の人生設計に活かしていくイベント
学生の横のつながりを強化していくイベント
京都の学生と交流するイベント
青森県庁職員採用総合案内のパンフレットの中身の取材
etc…
活動から得たもの
活動から得たものは、まず出会いが新たな繋がりを生み出し、さらに多くの素晴らしい人々と交流できる機会となりました。また、地域を活気づけようと奮闘する素晴らしい人々に出会い、その情熱に触れることができました。さらに、地域の事を深く理解し、特に弘前に対する愛着が深まりました。この活動を通じて、学びに対する興味が広がり、新しい知識やスキルを身につける意欲が高まりました。
今だからこそ高校生に伝えたいこと
高校生の時から今回のような活動に積極的に参加するべきだと思います!
理由としては、考える力や自己実現の力が身につき、普段気づかないような地域の課題に目を向けることができるからです。私も宮城県の仙台市出身で以前は地域に魅力を感じなかったのですが、参加して意識が変わったので、高校生のうちから地域に関わることはとても意義ある経験だと思います。
この説明会を通して
説明会には予想以上の多くの人々が集まり、会場が終わってからも会場外でお話が続くほどに交流会もとても盛り上がりました。
この説明会で、プロジェクトの実際の取り組み内容はもちろんのこと、これを仕組みとしてこの地に残していきたい想いや残す価値、目指すものなど、一番伝えたかったことが伝えられたと思います。会場の空気感としても参加者の方々が、どんどん聞き入っていく様子が印象的でした。
ゲスト大学生による事例紹介では発表中の参加者のリアクションが良く、質疑応答でも様々な角度からの質問があり、地域で活動することへの興味・関心が高まっていることを実感しました。
今回、高校生・大学生・社会人に参加していただき、年齢層や業種も様々、開催地の十和田市以外からもお越しいただき、まずはこの地域のもともとの興味・関心の高さを感じ、沢山の方に知っていただけて良かったです。
地域の為になにかしたいという熱い想いを芯に持っている方が大人を始め学生にも多くいる。この熱を冷ましてはいけないと感化されるように私達運営陣もより一層適度なコーディネートが出来るように寄り添わないといけないと感じました。
今回参加者募集説明会で集まってくれた方、実際に進行していくプランナー・アドバイザー・サポーターの方々、関わるすべての方とこのプロジェクトをより良いものにしていきたいとさらに思いました。
今後も横から交差点の進捗は この ㈱ビーコーズ のnote記事やマガジン、SNS「 #横から交差点 」を通して発信していきます。
気になる方はフォローして更新をお待ち頂ければと思います。
参加者からの声
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ライター
㈱ビーコーズ|三部 暖(みべ はんと)
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(株)ビーコーズ|佐藤 佑志(さとう ゆうし)
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編集
(株)ビーコーズ|村岡 将利(むらおか しょうり)
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