#今日の学び No.41「SNSと心理学#後編②」

どうも!Anbyです。今日はやるべきことがたくさんあるので、今回の内容は少し短めです。

では、早速今回の内容に移りましょう。前回の内容の続きになるので、前回の記事をお読みでない方は、下に貼っておくので是非ご覧くださいね!

1.SNSはスケープゴートを見つけやすい!?(つづき)

前回の記事の最後辺りで登場しましたワード「スケープゴート」ですが、今一度意味を確認しましょう。

スケープゴートとは、攻撃しやすい他者のことを指します。ネット上で度々目にする炎上現象ですが、これが起こる原因としては人が他者を攻撃するからでしたね。さらに、人が攻撃する条件としては2つありました。1つは「人が欲求不満や怒りなどを持っていること」、そして2つ目は「攻撃しやすそうな他者がいること」です。

SNS の最大の利点は、共通の趣味・趣向を持った人と簡単に繋がりを持つことができることです。ですが必ずしもそうではありません。SNSの使用目的がそもそも異なる人からフォローが来たり、おすすめ欄に出てきたり、誰かのRTで情報が拡散されてTLに流れてきたりなど、何らかの形で自分とは関係のないような情報を目にすることがあるでしょう。

分かりやすい例で言うと、芸能人に関するニュースですね。特にスキャンダルに関しては、報道陣は敏感のような気がします。(正直な話、芸能人の誰々が不倫しただの結婚しただの微塵も興味ないし(自身が明かしたのなら話は別ですが)、むしろ芸能人とはいえ、プライベートを報道するのはいかがなものか、と思いますね)。

有名な芸能人の誰々が不倫した、というニュースが報道されたとしましょう。その情報そのものは、国民のほとんどの人が直接的には何の関係もないはずです。その人にはその人なりの状況・理由などがあるのでしょうから、それを知った私たちがとやかく言っても時間の無駄でしかない、と思います。現象の裏まで考える余裕を与えてくれないのがSNSです。

「不倫」という単語に振り回されて、アンチのコメントをしたりする人が見られます。確かに「不倫」そのものはあってはいけないことだと思いますし、当事者が反省していない様子であれば風当たり強くするのも理解はできます。ですがそれまでに至った経緯・環境、そしてそれが明るみにされ世間に知らされた当事者の心情まで配慮しないのは何故でしょうか?

「スケープゴート現象」が起きているからです。日常生活を送る中で、日頃の鬱憤が溜まっているのも考えると、炎上が起きる条件の1つ目を満たすことになります。さらにこの状態でSNSで先のような情報を目にしたとしましょう。すると、自分には直接関係のない、そして「不倫」という攻撃にはぴったりな的があります。したがってこれで炎上の起きる条件の2つ目をクリアしたことになります。

さらに付け加えて、SNSの拡散性が炎上を加速させます。以上のプロセスを踏んで炎上という現象が起きると考えられるでしょう。

2.まとめ

というわけで、今回の内容は以上になります。これで「SNSと心理学」の話は最後ですね。全体的には意外と長くなってしまいましたね…最後までお読みいただきありがとうございました!

明日も頑張って記事を書くのでまた読んでもらえると嬉しいです!では、また明日!

第43号

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