用語集: 「ヘッジファンド」 <ー 用語の復習、1998年巨大ヘッジファンドLTCM崩壊の解説付き
今回は「ヘッジファンド」についてコメントをさせて頂きます。 こちらも皆さんご存じたと思いますので個人的な復習とさせて頂きます。
「ヘッジファンド」: さまざまな取引手法を組み合わせ&駆使し、市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンドです。
ま、実際にどのぐらいヘッジ(hedge:避ける(損失を避ける))ことが出来るかはさまざまです(笑)。
運用者の力量がすべてでしょう。
そもそも、リスクヘッジをかけすぎると、その分利益が減り、ヘッジ用の資金が必要になりますからね~
アクセルを踏んで、ブレーキを踏むような物。
実際、1998年の秋頃に巨大ヘッジファンドLTCM(Long Term Capital Management(ロングターム・キャピタル・マネジメント))が破綻しています。
彼らは市場にてデリバティブに偏り過ぎました。M&A,金利スワップ、私募債、モーゲージ担保証券、株式などなど、平均の年間利回りが40%を突破、、また最盛期には、1000億米ドルを運用、お前やりすぎだろ状態でした。
この時にアジア通貨危機が発生、流動性の低い物もあり逃げ切れず「崩壊」です。
1000億米ドルを一気に売り逃げなどできるはずもないです。
良い子の皆さんもポジションの取り過ぎに注意してくださいね(笑)。
話をもどしますが、ヘッジファンドでプロが運用と言っても、運用者の力量でどうなるかわかりません。