見出し画像

東急電鉄担当者に、学生スタッフが聞いてきた!【BranCo!特別編・担当者インタビュー第1弾!】

BranCo!特別編学生スタッフが、個別テーマ提供企業担当者にインタビューする企画第1弾。今回は、東京急行電鉄株式会社の浜本理恵さんにお話を聞いてきました!


エントリー締め切りは、好評につき延長しました!5月23日12:00まで!
まだまだ間に合いますので、チームメンバーを見つけて、ぜひエントリーしてみてください!
詳細は特設webページをご確認ください!↓↓↓

1.現在の担当業務について

-はじめに、浜本さんの現在の担当業務について教えてください。

(浜本さん)
渋谷のまちづくりを推進する部門で仕事をしています。現在、渋谷では「100年に一度」と言われる再開発が進んでいるのですが、当社と東急不動産が関わっているものだけで8つのプロジェクトが進行中です。その中で、私の所属するまちづくり推進担当は、渋谷の街全体のPR活動やコンテンツの協賛・誘致、駅前のエリアマネジメントなどをしています。


-渋谷のまちづくりに関わる仕事をしているわけですね。ずっと渋谷に関わる仕事をされているのでしょうか?

(浜本さん)
いえ、渋谷開発事業部に配属されたのは約1年前です。
東急電鉄の事業は、大きく鉄道事業、不動産事業、生活サービス事業の3つがあります。私は入社して一年の研修の後、長く生活サービス事業に携わっていました。最初に、情報システム部門の社内インフラの担当をし、次にICT部門で新規事業の企画などを担当、その後はグループ会社のイッツ・コミュニケーションズのシステム開発部門や東急パワーサプライのオペレーション部門の業務を経て、2018年7月に今の渋谷開発事業部に異動してきました。

2.実際に触れ合って気づけた、渋谷の魅力

-ということは、渋谷で働くようになったのは1年前からなんですね。それまでも渋谷はよく利用されていたのでしょうか?

(浜本さん)
実は学生時代も社会人になってからも、今の部門に配属されるまでは渋谷にあまり馴染みがありませんでした。
正直に言うと、最初は「渋谷は怖い、うるさい」というような悪いイメージを持っていたんです。担当になった後で、渋谷を調べたり、実際に歩いてみたり、生活してみたりすることで、好きになっていきました。

渋谷って、来るまでにハードルがあるのかなと思います。来てもらうと、意外といいなと思ってもらえたり、好きになってくれる人が多いんですよね。例えば、実際に渋谷で働いている企業の方々って、渋谷のことが大好きなんです。自分の街と思ってくれているので、渋谷を"ジブンゴト"として考えてくださる方がたくさんいらっしゃいます。もちろん我々も渋谷を"ジブンゴト"として仕事をしています。
渋谷のことが好きで渋谷を良くしたいと思っている人が多くいること。それが渋谷の魅力ではないでしょうか。みんなが好きだと思えて、街のために頑張りたいと思える街というところが、とても魅力的だと思います!


-実は、私も渋谷にはあまりいったことがありません、、、今回BranCo!特別編に参加する学生にもそういう方はいると思うのですが、渋谷を知るために行ったことを教えていただけませんか?

(浜本さん)
私は実際に渋谷で働いたり暮らしたりしている人から話を聞くことをしました。どうして渋谷がいいのか、他の街ではダメなのかという話を聞く中で、自分の知らない渋谷が発見できたことがたくさんありました。
インターネットを使って情報を集めるのもいいのですが、直接人と会ったり、実際に歩いてみたりしてインプットを増やしていくことも重要だと思いますね。

3.渋谷はたくさんのことを受け入れられる、度量のある街


-渋谷には渋谷を大好きな人がたくさんいて、集まっていると感じたとのことですが、どうして渋谷はそんな街になることができたのでしょうか?

(浜本さん)
渋谷って、文字通り谷地形なんです。私の感覚なんですが、そんな地形も関係しているのではないかと。情報もヒトもモノも中心に集まりやすいのかなと思うことがあります。
他にも歴史的にも興味深いことがあるのですが、江戸時代、渋谷は江戸の"ふち"だったそうです。そのために異業種の方、外国人の方といった多種多様な人々が集まったということがあったようで、昔から色々な人が活躍できる場所だったみたいです。渋谷には「失敗してもいいよね、とにかくやってみようよ」という、挑戦を受け入れる度量があるのではないでしょうか。渋谷区も「ちがいを ちからに 変える街」というスローガンを掲げていて、属性に関わらないダイバーシティを実現する街にしようとしているんです。


-浜本さん自身は渋谷のどんなところが好きなのか教えてください。

(浜本さん)
繰り返しになりますが、渋谷の好きなところは「渋谷が好きな人が多い」ことです。おもしろくて、変わっていて、やりたいことがある人を受け入れる度量があるのが渋谷だと思います。私自身いろいろな部署や場所で働き、渋谷にあまり縁がありませんでした。それでも、ここで働いていけるのは渋谷がそういう場所だからかもしれません。

4.働く人、住む人、遊ぶ人、すべての人のための渋谷でありたい


-渋谷はたくさんの情報やヒトとモノが集まる場所であり、それを受け入れる度量がある場所でもあるということですね。では、そんな渋谷の開発をする際はどのようなことを重視しているのでしょうか?

(浜本さん)
渋谷の再開発で目指していることは「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現です。そのために、私たちは渋谷を利用する1人1人のことを大切にしています。東急は鉄道を中心に発展していった歴史がありますが、鉄道と共に、鉄道を利用していただくための駅周辺の開発も行ってきました。
現在、事業は多岐に渡りますが、そこで培われた多角的な視点を持っているところが東急の強みだと思います。そのため、特定の方に向けてというよりも、1人1人すべての人に向けて活動を行なっています。
ですので、まちづくりを考えるうえでも「働く人」 「住む人」「遊ぶ人」と分けてターゲットを絞るようなことはしていません。1人1人が渋谷で働いて住んで遊んで欲しいと考えています。


-そうだったんですね。実際に、エンタテイメントシティをつくる取り組みの事例を教えてください。

(浜本さん)
例えば現在、渋谷ではエリアマネジメントの取り組みを進めています。エリアマネジメントとは、官民が連携し、渋谷駅前の5街区地を中心に渋谷の街の魅力を高める取り組みです。具体的には、渋谷ヒカリエや渋谷ストリームといった駅前の大型施設の駐車場の一体運用や、駅や駅間の広場・周辺の施設で同一のネットワーク名(SSID)でのWi-Fiを提供しています。
また、最近では渋谷ストリームの開業にあわせて、官民連携で渋谷川の再生と遊歩道の整備を行いました。その結果、渋谷川沿いの遊歩道は駅前と代官山・恵比寿をつなげる道となり、新しい交流ができはじめています。
渋谷の担い手は街に関わる人全員です。街と人が一体となっているのが渋谷らしさだと思っています。そのために、それぞれが担い手となって発信できるための場所をこれからも提供して行きたいと考えています。

5.今回の課題テーマ、「エンタテイメントシティ」とは


-BranCo!特別編でも、エンタテイメントシティがポイントになっていると思います。エンタテイメントシティという言葉にはどんな想いが込められているのでしょうか?

(浜本さん)
エンタテイメントはエンタテインが派生してできた言葉です。
エンタテインには「おもてなし」という意味があります。我々はいわゆるエンタメって言われている、コンサートやミュージカルといったわかりやすいものだけではなく、「おもてなし」ということを意識しています。
来てくださった方々や渋谷を拠点に活動してくれている方々が快適に街を歩き回り、「渋谷に来て良かった」と思えるような街にしていくためのハード面での整備もそのためです。
さらに、「エンタテイメントシティSHIBUYA」というのは東急が長い間使ってきた言葉なのですが、これまでは「いつ行っても何度行っても、何か楽しいコトがある街」という意味でした。そこに「いつでもだれでも、何か楽しいコトをおこせる街」という意味を追加しました。楽しいコトがあるし、実際にやっていい街。自分たちの活動の場所として渋谷を選んでください、そして一緒に何かをおこしていきましょうという想いが込められています。

楽しいコトをおこして欲しいので、ベンチャー企業さんやグーグルさんが渋谷を活動の拠点としてくださること※で、自分も何かをおこしたいと思ってもらう方が増え、その活動がどんどん循環していくような街にしたいと考えています。
BranCo!に参加させていただくにあたっても、学生のみなさまのアイデアの力で、渋谷で何かをおこしてほしいという思いが強くあります。
※ グーグル合同会社の本社機能 は渋谷ストリームにオフィスを移転する予定となっています。


6.BranCo!特別編ではどんなアイデアを期待しているか

-そういった想いが込められていたのですね。それでは、今回BranCo!に参加する学生に、特に意識して欲しいポイントはありますか?

(浜本さん)
企業の活動では、過去の経験から実現が難しいと思うとNGを出してしまうことがあります。そうではなく、そういったことにとらわれない学生さんらしい自由な発想を期待しています。先ほど申し上げた通り、渋谷という街は受け入れる度量がありますので、斬新な夢やアイデアをいただければと思っています。
このインタビュー内容が、かえってみなさまのアイデアの邪魔をしたくはないですが、渋谷にある様々な施設を使ってもいいですし、それぞれを連携させてもいいですし。何より、みなさんが本音で良い!と思えるアイデアを提案していただければと思います。
例えば、イベントを行うにあたっては、そのイベントのターゲット世代に合わせて会場を考え、イベント後に渋谷の街でショッピングやカフェに行って長い時間滞在してもらえるように工夫したりしています。
他にも渋谷に来てもらうための行きたくなるアイデア、滞在時間を長くするアイデア・イベントをやって、イベントだけで終わらない仕組みなど、渋谷にはたくさん切り口があるからこそ、みなさんで考えてみて欲しいと思います。


-最後に学生に向けてメッセージをいただけますか?

(浜本さん)
もっとここがこうだったらいいな、を叶えていくのがまちづくりの仕事です。
渋谷を"ジブンゴト"で考えてみてください!
「自分だったらどうする」「自分だったらどうしてほしい」ということと東急のマインドを掛け合わせて、新しいアイデアを提案していただければなと思います。
渋谷にはアイデアを実現するために応援してくれるたくさんの人もいます。
東急で大事にしていることはチャレンジ精神です。皆さんもぜひチャレンジしてみてください!

-ありがとうございました!

以上、東急電鉄さんの担当者インタビューでした!

「渋谷は1人1人の挑戦を受け入れる、度量のある街」という言葉がとても印象的でした!そして、渋谷の多様性は、古くから渋谷という土地が持つ「らしさ」とも繋がっているのかもしれませんね!
時代の変化に対して対応ができるのは、余白を残したまちづくりをしているからこそなんだとも感じられました。
渋谷に馴染みのある方もそうでない方も、「もっと人々を刺激する、SHIBUYA LIFEの愉しみ方」を考え、東急電鉄さんと一緒にこれからの渋谷を作っていきましょう!ぜひこの機会に東急電鉄さんとこれからの渋谷を創造してみませんか?

エントリーは5月23日12:00までです!
エントリー締め切り後、課題提出期間が約1週間設けられていますので、まだチーム組み前の方も間に合います!
一次予選通過チームは、東急電鉄さんとも一緒にアイデアを磨き上げるプログラムを数多くご用意しております!もちろん博報堂や Google の社員さんも参加します!

エントリーはこちら!↓


それでは、みなさまのエントリーをお待ちしています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?