見出し画像

よりぬきベレー帽日記 0608-0614

0608

前からAAAMYYYの曲のいくつかはよく聴いていたが、また別のコラボ曲を知って、ますます惹かれる。





0609

いろいろと読みすぎて、頭が回らなくなってきた。こういう時は運動とか、話すことが大事と分かってはいる。しかし「さあ、休もう」と考えて、まず本を読んでしまうので結局は同じになる。


今とは異なる別の企画、路線を考えるとなると「有名な小説やノンフィクションを読む」という線くらいしか思いつかない。あるいは「読みたいと思って読めないでいた長編小説を読む」という記録をベースにしたガイドはどうか。すでに出している本との連携を少し意識するとしたら「チャンドラーを全部読んでみる(訳の比較を含む)」という感じだろうか。



0610

昨日思いついた「長編を読む人のためのガイド」は、いわば読者と二人連れの読書会のようなものかと思い当たる。この本なら人数は最少、効果は最大の読書会にできる。効率がいい。



0611

ガイドは、まず自分で読んだ範囲の「ここまでの感想」を書いておき、もう少し先まで読んだら「この先をこれから読む人のための案内」も書いて、それを交互に並べると、読み物としてちょうどうまく行くように思われる。読者の側からすると、いま現在をガイドと共有する形で感想を読み、次に先の展開を知っているガイドの案内を聞く、これが交互に来る形になる。

これは時間ものSFに特有の「少し未来から来た人」と話すような感覚がある。実際に、読者にとっては確実な未来を知っている人でもあるので、タイムマシン的な感覚で読めるのではないか。そう考えるとこの企画はなかなか珍しいし面白い。


本が届いたらこれを入れようと思っていた紙があったので、それもあわてて作る。内容は07号のための書き手と「普通の人の音楽遍歴」で話してくれる方の募集。



0612

「よりぬき」が段ボールで届いたので、予約販売を開始した。「よりぬき」+「レクチャー」のセットを買って、その他の全ての本も購入された方がいたので驚く。



「よりぬき」はN4書房の本の「入門書」「総合案内所」のつもりでいたので、タコ足配線の蛸の頭ごと、わしづかみにされて持ち上げられたような驚きであった。



0613

車がやや故障気味なので、新古車を購入しようかと思っていたら、親戚が「今の車に乗らなくなるかもしれない、おそらく11月ごろでお終い」という話なので、貰いたいと言ったら譲ってもらえることになった。話によると走行距離が5000キロほどで、中身がピカピカだという。これはラッキーで、金銭的には多少N4書房の売り上げが(思うほど)伸びなくなっても、まったくダメージを考える必要などない。


本の発送で朝、昼、晩とポストに行っているせいか、頭がボヤッとなってきた。仕事で封筒に入れた書類を「これはお客様の家のポストに直接、入れればよい」と考えながら、他の郵送物と一緒にしてポストに入れてしまった。まるでサザエさんのような失敗である。回収の時間にポストの前で待っていると「間違えて入れた封筒の宛先の名前を言ってください」と言われ、答えるとその場で返してくれた。本人確認はいらず、封筒の住所までは言わなくて済むのであった。一緒にポストの内部を覗こうとしたら「覗いたらいけないことになっているんですがね」と言われた。こういう時の細かいルールは一般人としては知らなくて当然、というか一生に一回あるかどうかというレベルの話である。


歴史関係の本ばかり読み過ぎたので、四方田犬彦の「詩の約束」を読む。寺山修司の剽窃、盗用の件についてなど、必ずしも単純にそうとは言い切れないという分析があり、西脇順三郎のあっけらかんとした換骨奪胎ぶりも参考になった。フリッパーズ・ギターは寺山修司と西脇順三郎の中間くらいの感じがする。



0614

N4書房の本は、夏ごろから少しずつPDF版に置き換えて、同時にnoteの有料記事としてもバラ売りでチラホラ出してみたい。目的は紙の本の宣伝のためである。本の在庫を減らすためにデジタルコンテンツを充実させる、というのは普通のZineのやり方とはかなり違うかもしれない。

※「デジタルコンテンツ販売 App」で登録された商品は、クレジットカード決済、「あと払い(Pay ID)」でのみご購入いただけます。

※複数のデジタルコンテンツ商品を、一度に購入することはできません。

※携帯電話・スマートフォンやタブレットなどは、正常にダウンロードできない場合があるため、ご利用をおすすめしていません。PCからダウンロードしていただくよう、ご案内ください。

BASE Apps デジタルコンテンツ販売より


こういうルールはやや分かりにくいので、自分が購入者に注意を促さないといけない。


最近、インスタグラムで「私はロボットではありません」の認証ばかりさせられる。映画や漫画の場合「俺はロボットじゃない!」と主人公が叫ぶような展開だと大抵、最後には「人間だと思い込んでいるロボット」だったと判明するので複雑な心境になる。


【お知らせ】

*N4書房の新刊「よりぬきベレー帽とカメラと引用」をよろしくお願い申し上げます。

*「レクチャー&インタビューズ」との新刊2冊セットもございます。


*この日記は今回で終わります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?