見出し画像

03号と04号の間をフラフラ日記 0214-0220

0214

ケイト・ボリンジャーという女性シンガーの曲が好きで、去年から聴いている。Spotifyでこの人の選んだリストには日本人ミュージシャンがチラホラ含まれており、荒井由実、大貫妙子、Lampなど。

spotify:playlist:2yw86Ny0jGrfJ8pMvhNNgU


0215

FGや小沢健二の歌詞について考えることは、真面目な「研究」とも違うし「遊び」や「娯楽」とも少し違う。どちらにも似ているようで異なる。では何になら似ているかというと、延々と時間をかけて自分だけの食べ物を味わっているような感じに近い。

 

あるフレーズが自分にとっては大きな意味を持つ。ある単語がどうしても気になる。それは残念ながら他の人とは共有しづらいケースが多々あるのだが、自分専用の食べ物や、お菓子とでも考えれば精神衛生上よいのではないか。


ある種の歌詞を考察するのはガムを噛むようなもので、しかも脳みそでガムをずっと噛んでいる状態に近い。そして、いつまでも味が無くならないどころか、少しずつ味が増している、そういう感じ。



 0216

 プラトンの言葉。「賢者は、話すべきことがあるから口を開く。愚者は、話さずにはいられないから口を開く。」

考える人は、話すべきことを脳内でガムのように噛み続ける。いつまでも。いつまでも。

 

 

0217

四方田犬彦の「聖者のレッスン: 東京大学映画講義」を少し読む。神や宗教がどうだこうだと言う以前の問題として、戒律も聖典もない薄ぼんやりした日本社会に生きているのだと自覚しなければいけない。

 

宗教というと、中公新書「音楽の聴き方」でポピュラー音楽を「代理宗教」と捉えていたのもなぜか強く印象に残っている。

 

 04号に原稿を書いてもらう方のペンネームが決まった。ペンネームは凝りすぎても平凡すぎてもいけないし、格好つけすぎでも恥ずかしい。

 

 

 0218

「ミュージック・マガジン」のアルファレコード特集号をツタヤで買ったら「くじに当たりました」とのことでビールを一缶もらった。ノンアルコールのビールだったので、すぐ飲み終えてしまい酔いもしない。あまり出たくない集まりで、心身の負担を減らすためには良い飲み物かもしれない。

 

 

 0219

「コーネリアス関係の雑誌記事ベスト5」という文章を、豆新聞の方にするか本誌の方に入れるかで悩む。それほど大したことは書けないので「ベスト5」とすら言いにくい。

 

 

0220

ポピュラー音楽の特定の曲やミュージシャンやバンドを好きになる。その後で何をすべきかという指示が広告以外にはほとんどなく、大きな自由を与えられているのは驚くべきことだ。うるさい権威もなく、義務もなく、資格もいらない。長年その自由を享受している。

 

厄介な問題があれこれあって、年度末でもあって、多忙でもあって、かつ04号の製作に専念するのでしばらくこの日記は休みます。

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,931件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?