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「牧村憲一発言集成 1976-2021」出典解説(A-Z)他

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「牧村憲一発言集成 1976-2021」の出典元AからZまでの解説と、関連記事のまとめです(いくつかの記事は有料)。 → Zine「ベレー帽とカメラと引用」06号では出典解説 A…
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2冊セット販売開始

サイン入り「牧村憲一発言集成」(特上)が売り切れとなったので、新たに「並」と「ベレー帽とカメラと引用」06号の2冊セットで2200円という商品を設定しました。 「特上」は一冊で1980円でしたから、かなりお得です。 送料はこれまで、ほとんどの商品が390円(レターパックライト+梱包材費)でしたが、2024年5月からはおおむね240円(クリックポスト+封筒+梱包材費)に変更しましたので、さらにお買い求めやすくなっております。

編集方針について

「発言集成」の巻末には、それぞれの出典のタイトルや出版社を記載しています。 しかし、それだけでは細かい情報が抜け落ちてしまいますので、 補足的な情報や余談をあれこれと追記してみます。 週に一度くらいのペースで、Zから時代を遡ってAまで書く予定です。 その前置きとして、今回は全体的な編集方針などを簡単に。 過去の資料を整理されている牧村さんから、ときどき雑誌を送っていただく機会が何度かありました。「何かのお役に立てば」「ご参考に」といったメッセージと共にです。 読んでみ

レココレでご紹介いただきました

音楽誌「レコード・コレクターズ」10月号で、N4書房刊「牧村憲一発言集成1976-2021」をご紹介いただきました。 こちらから一部お送りしたのが、2,3か月ほど前です。この本の価値や内容を認めてくれて、しかも誌面で取り上げてくれそうな雑誌はと考えてみると「レコード・コレクターズ」と「ミュージック・マガジン」しか思い浮かびませんでした(他に献本した方がよさそうな雑誌があったらぜひ教えてください)。 その後、やや冷静になって両誌を読み直しますと、 1.本と言っても大きな出

「レクチャー&インタビューズ」全目次(PDFつき)

吉田仁著「レクチャー&インタビュー」の目次です。 *PDFもあります。 ↓ 前奏1: はじめに  (吉田 仁)  前奏2: 前書き   (中村 四郎) 第一章 インタビューⅠ  音楽遍歴~サロン・ミュージック初期まで 1. 楽器を習い始める 2. ビートルズの来日とGSブーム、映画とTV 3. ラジオから聴いた曲 4. プログレの時代 5.ベースを始めた頃 6.ロック喫茶 7. アメリカでのホームステイ体験 8.大学の現代音楽研究会 9.サロン・

出典解説C「サウンド&レコーディングマガジン」1986年5月号 リットーミュージック 

C「サウンド&レコーディングマガジン」 1986年5月号 リットーミュージック 前の項目Bからは8年後、次のDから10年前と、このインタビューは前後にかなりの間があります。 インタビューを引き受けられた(意外な)いきさつに関しては付録に書かれている通りで、かつ異例ともいえる長いインタビューです。 小さい文字が横書きでびっしりと並び、文字数を数えてみますと、 横22字×縦60行が7列 横22字×縦57行が3列 横22字×縦45行が2列 およそ合計で15,000字に

出典解説D 「前略 小沢健二様」 1996年3月 太田出版

D 「前略 小沢健二様」 1996年3月 太田出版 本書は、刊行された当時も今もあまり褒められない、言ってみれば「オザケン」ブームに便乗して出しただけのような本として知られています。 ↓ 『クイック・ジャパン』五号で大好評だった“オザケン”特集に、大幅に追加取材を加えた決定版! フリッパーズ・ギター時代のプロデューサーと、伝説のフリッパーズ・ファンジン“FAKE”編集部との特別対談も収録。 ↓ 当時、「FAKE」に関わった私ですらこの本を立ち読みだけして、購入はしな

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出典解説E「STUDIO VOICE」1998年11月号 インファス

E「STUDIO VOICE」1998年11月号 インファス 「STUDIO VOICE」はサブカルチャーとアートをテーマにした大判の雑誌で、90年代の自分にとっては「興味のある特集なら買う」という距離感で、毎号を欠かさずに買うという時期はありませんでした。 で、2021年のある秋の日、ということは一年ほど前の今頃、突然、牧村さんから「何かの役に立つのでは?」と送っていただいたのがこの1998年11月号だったのでした。 さっそく開いてみると「BAD INTERVIEW」

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出典解説F「ジャケガイノススメ ─ Beautiful Covers」 2006年5月 毎日コミュニケーションズ

F「ジャケガイノススメ ─ Beautiful Covers」 2006年5月 毎日コミュニケーションズ 出典のFは単行本「ジャケガイノススメ ─ Beautiful Covers」です。 2006年に刊行された後、版元を変えて2014年には増補改訂(リマスター)版が出ています(表紙の写真は2014年版のもの)。 「本書と連動する形でSONY MUSICをはじめレコード会社各社より 「ジャケガイノススメCDシリーズ」もスタートの予定」とありますので、 CD販売と連動させ

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出典解説G「Digital Audio Fan」 2006年8月 毎日コミュニケーションズ

G「Digital Audio Fan」 2006年8月 毎日コミュニケーションズ 「Digital Audio Fan」は2005年創刊の音楽雑誌です。出典はVol.5の連載「日本音楽年代記」から。 この回のサブタイトルは、 「Magical Connection ~不思議な繋がり / 牧村憲一さんをお迎えして」 となっており、縦書き5段で6ページという、なかなかの量です。 内容は、音楽に関わったキャリア初期のフォークル、六文銭、かぐや姫との仕事に始まって最後はF

出典解説H「ミュージック・マガジン」 2006年9月 ミュージック・マガジン

H「ミュージック・マガジン」 2006年9月 ミュージック・マガジン 牧村さんのインタビューを分類すると、風邪薬のように「総合」的なタイプと、「せき・のど」「鼻炎」「熱」のように部分的なタイプに大別できます。 このインタビューは完全に「フリッパーズ・ギター」に特化したもので、タイトルは「逆説―誰でもフリッパーズになれるわけではない!」と、実際には話されていない文言になっています(編集者の主観というか、解釈のようなもの)。おそらくかなり長い話を凝縮したらしく、他のインタビュ

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出典解説O「次世代ミュージシャンのオンガク活動ハンドブック」 2013年12月 リット─ミュージック

出典解説のOです。 O「次世代ミュージシャンのオンガク活動ハンドブック」 2013年12月 リット─ミュージック 音楽業界関係者のクリエイティブな面ではなく、販売方法、宣伝・流通・マーケティング面について語られた インタビュー中心の本です。 とりわけ自主独立系のミュージシャンや個人事務所で活動を行っているアーティストの声が目立ちます。他にもライブスペース、音楽情報関連メディア、キャリア支援のための相談室など、音楽の専門学校の授業はこういう感じではないかと思わせる内容です