失われた席を求めて。In Search of Lost Seat.

世の中から遠く離れた
私のための温かい席は
どこにもありはしない

立ったままで疲れるが
他に現実がないのなら
黙って受け入れようか

人のせいにはできない
私を憐れむなんて御免
時を戻せても繰り返し

腕のある家具職人なら
ずっと座っていられる
唯一の椅子を作るはず

私は家具職人ではない
そもそも何者でもない
何も作れず立ち尽くす

私はすでに死んでいる
ああそうかもしれない
心だけでもあなたの隣

もしあなたが私のnoteを気に入ったら、サポートしていただけると嬉しいです。あなたの評価と応援と期待に応えるために、これからも書き続けます。そしてサポートは、リアルな作家がそうであるように、現実的な生活費として使うつもりでいます。