すべてをスタートラインにもどしてギヤを入れ直してる君。You're all back to the starting line and you're putting your gear back in.

クレイジー・エンジン
ばらばらのロンリーを
すり抜けて Here comes the night
すべてをスタートラインにもどして
ギヤを入れ直してる君
オールナイト・ムービー
入り口の前では
くわえタバコのブルーボーイ
たったひとつだけ残された
最後のチャンスに賭けている
DOWN TOWN BOY
DOWN TOWN BOY
センチメンタルな Runaway
明日からのことも
分からないまま 知りたくないまま
But it's alright
Yes he's a DOWN TOWN BOY
『ダウンタウン・ボーイ』(作詞作曲・佐野元春 1981年10月)。

 初めてこの曲を聴いたとき私は19になったばかりで、大学受験に失敗した浪人生でした。「ギヤを入れ直してる君」に、妙に納得して、少し勇気をもらったことを覚えています。私は今年の秋58になりますが、今無職なので、気分は「すべてをスタートラインにもどして」。もちろん「But it's alright Yes I'm a DOWN TOWN “OLD” BOY」です。

追伸

 シンガーソングライターの松任谷由実さんにも同名の曲があります(1984年12月『NO SIDE』に収録)。最初に松任谷由実さんの曲を聴いたとき、何とか、私は無名(?)私立大学の3回生(文学部国文学科=今はもうありません)になっていました。佐野元春さんの『ダウンタウン・ボーイ』との、あまりにも違う世界観が、逆に新鮮だったことを覚えています。ちなみに、ウイキペディアによると「ビリー・ジョエルの『アップタウン・ガール』の世界を、富裕層の女性の視点から描いたアンサーソングである。」とのこと。知らなかったです(アンサーソング!?)。だからなのか…。



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